第Q地区

気になる本や映画についていろいろ書いてます。SFと友情が好き。現在、「モブサイコ100」にハマリ中。

おーいお茶の新俳句はやはり良いなあ


弟はぼくが大好きぼくもすき
冨永弥央・9歳
泣けた・・・(ノ∀`)・゚・。

久々に、「おーいお茶」の新俳句からお気に入りを披露します。
ブログをサボッていた間にも、「おーいお茶」を飲んで、気に入った俳句があると「あとで記事にしよう」と思って保存してあったのよね。
なんかやはり、自分は俳句について語るのが好きみたい(笑)

さて冒頭の一句、会社でうっかり読んでしまいマジで涙出た!
小さい子供の描いた絵が、往々にして大人にはとても描けない素晴らしく自由な色と形、そして何よりもヒシヒシと伝わってくる「描く喜び」で私たちを感動させてくれるように、この9歳の男の子の作った俳句の、何という素直さ、ストレートな愛情表現!
弟は、お兄ちゃんが大好きでいつも後をついて歩いて素直にお兄ちゃんを尊敬しているのね。
兄も、そんな弟が可愛くてたまらなくて、いっぱい面倒を見ちゃうのね。
二人で、秘密の「〇〇ごっこ」をして、同じオモチャに熱中して遊びつづけているのね。

町で見かける幼い兄弟、見るからに仲良しで一緒にいて幸せそう、楽しそうだなあ、と思う時ってありますよね。
成長すると、そんなピュアな愛情も薄れてしまうことが多いのが切ないのだが・・・。
思い起こしてみると、我が家の娘二人も、幼いころは本当に仲良しでした。
イヤまあ、今でも仲はいいんだけどね(笑)
でも、上の子が10歳くらいまでの、あの一体感というか、自我が溶けあっているみたいな状態ってもう戻れないかと思う。
そのころの写真を見ると、姉の方がよく、下唇を噛んでいるんですよね。妹のことが可愛いすぎて。
互いの愛に一片の疑いも持たない兄弟同士の愛情って、期間限定かもしれないけど、確実にあると思うの。
何十年も記憶をさかのぼると、自分にもやはりそういう時があったな、と思うの。

こんな時間があったということを、五七五に書き留めてくれた弥央くんに感謝をささげたい。
どうもありがとう!


一族集合記念写真やはり暖冬

目黒 葵・18歳

お次は、少し技巧の感じられる句を・・・と思ったら、作者は18歳(たぶん女の子)なんですねー!
老成、とでも言いたくなるような計算された句だと思っていましたが・・・。

まず、全然五七五になってないとこがスゴイ!
こういうのって、かなり自信がないと、なかなか出来ないんじゃないのかな?
なんと、八・六・七でもはや俳句とも言えない形ですが、読んだ感じはやっぱり俳句、という面白い句だと思います。

一族集合して記念写真を撮るのですから、まあお正月かお盆ですよね。「暖冬」というのですからお正月。
私の実家も、子供たちがそれぞれ独立して家庭を持ってからは、全員揃うのはお正月だけになってしまいました。
それぞれが孫を連れて集まり、ご馳走を食べ、最後はやはり、毎年集合写真を撮っていました。
懐かしい。
10年ほど前に父が無くなり、母も認知症になってしまったのでこの習慣は無くなってしまいました。
今思い出すと、やはりあの時期は実家の、「実りの秋」とでも言いたいような充実した季節だったと思うのです。
両親の人生の、穏やかで満ち足りた一時期だったのではないかなあ、と・・・希望を込めてそう思いたいです。

さて、この句では「やはり暖冬」という言葉が効いているのですが、まあ数年続きの暖冬ということもよくありますけど、何となく、お正月みんなが集まる日がたまたま暖かい日が多い、というだけのような気がします。
関東では1月は良く晴れた日が多いし、私もお正月は何となく毎年暖かいイメージ。
親戚一同集まって暖房のきいた部屋の中で昼間から酒飲んで寿司食べて、外を見れば庭には赤い椿白い椿、空は雲一つなく晴れ渡り、ひょうきんものの伯父さんか誰かがある年に、「しかし何だね、今年も暖冬だねえ」とか言いだして、その言い方が可笑しかったか何かで甥っ子姪っ子の間で流行語になり、それ以来毎年、お正月に集まるたびに「今年も暖冬」「今年も暖冬」と言い続けているのではないかな。
「暖」の字が入っているせいもあってか、そんな楽しい親戚付き合いの様子もほの見えて、「日本のお正月、かくありたし」といいたくなるようなホンワカしたユーモアの感じられる句に仕上がっていると思います。

少なくとも数年のスパンを内包している句なので、そういう意味でも作者が18歳というのはちょっと驚きがありますね。
ほのぼのした味わいも、なんか年寄りくさいんだよなあ(笑)



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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー第二話「国際警察、追跡せよ」


なんじゃこりゃあーっっ!!!

ハハハ、はい来ましたね往年の刑事ドラマの傑作「太陽にほえろ!」ネタ(大笑)
怪盗ネタ、ルパンネタの数々が華麗に炸裂する中、当然「刑事ネタ」というのもあるわけでして・・・。
今後どのような刑事ネタを出してくるのか、期待とともに見守りたいと思いますw

さて今週は、ルパン戦隊の面々の戦う動機が明らかになりました。
3人それぞれの、「大事な人を取り戻したい」という強い気持ちが彼らをして怪盗戦隊に変身させていたのですね。で、その時裏で彼らを動かしていたのが、実は老執事のコグレ(温水洋一)だったという・・・。
さすが温水さんほどの大物、影の顔を持つ(今のところ)一番の重要人物だったわけです。
コグレにも、コグレなりの深い事情、強い思いがありそうです。っていうか、「仮面ライダーウィザード」の時の笛木さんみたいなポジションじゃないかという予感もします。同じく香村先生の脚本だしね。

・・・というわけで、俄然ドラマが面白くなってきた第2話でしたが、今週は警察戦隊の戦いっぷりが笑えました!
特に、3人が融合する「パトレンU号」(「融合」のダジャレ?)のアイデア、外見には驚愕&爆笑!
自分たちが融合していると気づいた時の絶叫「なんじゃこりゃー!」も可笑しいですが、そのあとの、パトレッドがパトピンクに殴られ、パトグリーンに「汗臭い」と言われる一人芝居も絶妙! 
ビルの屋上からその様子を見ている怪盗戦隊たちの場面で、混乱したU号が地面を転げ回っていたのも笑えました。
パトピンクの奥山かずささん、可愛い顔に似合わぬドスの効いた低い声なのがまたナイスだし、すぐに手が出る暴力タイプのキャラっぽくてそれもまたヨシ。今後に期待!

そして、足元が紅いハイヒール(?)のお色気怪人、ゴーシュ・ル・メドゥ。
「ジュウオウジャー」の時のナリア様みたいな、最後に怪人を巨大化させる役目を持っていました。
彼女が登場する時の、光る空間を突き破って出てくるような画面効果、スパイ映画のお色気シーンみたいな音楽、どちらも最高!
これまた、今後に期待です。

怪盗戦隊と刑事戦隊の微妙な友情のつながり具合も心地よく、今後「すれ違いドラマ」というか、素顔の時のつき合いと変身後の敵対関係を平行してやっていくっぽいのも楽しい。
(ラストの引きは、「バレた!」じゃなくて「刑事たちはお店に食事に来ただけ」だと思う)

次週も刮目して見ちゃいます!


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妖怪ウォッチ第207話「バレンタインスルー職人」感想 

バレンタイン 兵どもが 夢のあと

毎年、バレンタインデーには特に力を入れている「妖怪ウォッチ」、今年も神回でした!
もうケータくんの顔芸が可笑しすぎて、「ケータくん可哀想・・・」と言いながら3回も録画を見直して爆笑してしまいましたよww
それにしても、毎年2/14が来るたびに「女の子で良かった」って思いますねw
ギャグ漫画やアニメの数々を見るにつけ、男の子たちって平静を装いながらもこの日を必死の思いで過ごしてるんだな、って思うと哀れを催しますw

バレンタインデーだからと言って、いちいち女の子にチョコをもらえるかどうかを気にしない、バレンタインデーを普通の日と同じように過ごす「バレンタインデースルー職人」天野ケータ。

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悟り切ったオジサンみたいな顔になっています。
もうこの時点で必死すぎるww

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何気ない風を装いつつ、下駄箱の中をチェック!
もちろん何も入っていません。

クマやカンチたちとも、お互いスルーしあって普段と変わりなく接しているものの、フミちゃんの「本命チョコ」発言をうっかり耳にしてしまい・・・

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ジョジョ5部みたいになったァアアアーッッッツ!!!

気落ちしたまま、学校からの帰り道、なんとフミちゃんが電柱の影で待ち伏せ!

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いつもより更に可愛いフミちゃん。
しかも「大好きです」とまで言われ、チョコまでもらってしまう驚愕の展開に!
妖怪ウォッチを普段から見ている人なら、「これ絶対ありえないから妖怪のしわざでしょ」とこの時点で気付くとは思いますが、案の定、ケータくんの痛々しい姿を見て居られなくなったウィスパーたちが仕組んだ芝居だったのでした。
(あの可愛いフミちゃんがモノマネキンだったのには爆笑)

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「悪党どもに喰わせるチョコはねえ!」
と怒りを爆発させ、服まで破いてしまうケータ。

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妖怪たちを「あたたたた・・・!」とふっ飛ばしたあと、一人、ひざまずいて男泣きするケータ・・・
このラストは哀れすぎる・・・(T.T)

妖怪ウォッチの世界では、子供番組らしい「因果応報」とか「勧善懲悪」とかいった因果律は存在せず、したがって「ドラえもん」ののび太くんみたいに、ズルをしたり楽をしたりすると必ず最後にその報いを受ける、という事が無いのですよ。
逆に、良い事をしたからといって最後にハッピーやラッキーがおとずれる、という事もない。
むしろケータくんの場合、「何も悪いことをしていないのに一方的に酷いことに巻き込まれる」というケースが圧倒的に多く、その容赦のなさ、不条理感がすごく好きなのですが、それにしても今年のバレンタインは本当にキツいよこれ・・・。

本心から、「男の子じゃなくて良かった」と思いましたです、ハイ。



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映画「RAW 少女のめざめ」を見て思った、「フランス人は皆バカなのか?」

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映画の内容以前になんかいろいろ酷すぎる・・・

下の娘が映研の先輩に「面白いよ」と言われたとかで、「キャリー」みたいな映画らしいとかで、暇だったので見に行ったのですが、なんかもうとんでもなかったです。

16歳でお堅い天才少女、ジュスティーヌが獣医学校に入学するところからスタートするフランス映画。
ベジタリアンで肉類は一切食べたことのない彼女が、新入生歓迎会、というか大学の先輩たちによる通過儀礼として生のウサギの腎臓を無理やり食べさせられてしまい、生肉の味を覚えてしまう。
同時に、同級生への恋心、というか性欲に目覚めた彼女はどんどん放埓に変貌してゆき、人間の血や生肉を欲しがるようになっていきそして・・・

と、いうような展開で、「キャリーみたい」というのは最初の歓迎会で新入生が豚の血を頭から浴びせられるシーンからの連想だと思うのですが、なんかその、気持ち悪い血で染まった白衣をみんなそのまま着たまま、食堂に行ったりしてんだけどあり得なくない?
歓迎会が終わったらソッコーでシャワー&着替えでしょうが!
いや、もしかしたら自分が聞き逃しただけで、「新入生は今日一日その白衣を脱ぐな」という先輩からの命令があったのかも・・・と、気を落ち着けてその続きを見るものの、なんかもうこの獣医学校(全寮性)の若い学生たちのあまりの馬鹿さかげんに、「お前ら何のために大学来たの?」と心でツッコミまくり。
もうね、毎日毎晩、自堕落に酒とセックスびたりなのね、学生たちが全員。ジュスティーヌは最初のうちは普通の学生っぽい恰好をしてるんだけど、先輩がたに「娼婦のような恰好をしろ」と迫られ、ノースリーブのミニ丈ワンピース姿で学内パーティーで泥酔するようになっていくのよ・・・。
もう一度言う、「お前ら何のためにこの学校来たの?」
親御さんも、高いお金を払って子供を全寮制の大学に入れたのだろうに・・・。

「キャリー」みたいなもう一つの要素として、お堅い少女が恋を知ってどんどん綺麗に可愛く変身していく、という展開があるかと思います。
だがしかし、「キャリー」は好ましい方向に変わっていったけどジュスティーヌは崩れた色気が無駄に出てきただけで、正直、入学前のほうがずっと良かった。
「キャリー」はホラー映画というより、不器用なアメリカの高校生の青春ストーリーとして割と好きなんですが、「RAW」にはそういう青春のきらめきが無い。
21世紀の欧米の学生の、これが普通なのか?
だとしたら欧米の若者は終わっている・・・。っていうか、彼らの人生への絶望すら感じられて何だか切なくなる。

ジュスティーヌのお姉さんのアレックスというのがまた怖くて、この姉妹は何やら血をすするのが好きなので、「もしかしてこれ、吸血鬼の映画なのかな?」って思ったりもしたけど・・・(これ以上言うとネタばれになるので書きませんが、まあ伊達にR15指定はくらっていないな、と)。

アメリカの映画を見ていて、大学で新入生の歓迎でちょっと手荒な洗礼の行事が「わが校の伝統だ」みたいになってる時があって、それはそれで「ひえー怖い。でもちょっと楽しそう」なんて思ったりもしてたんです。獣医学校ともなれば、血や生肉に慣れることは必須だろうし、少々荒っぽい伝統があってもそれはそれで、まあアリかな、許容範囲かな、と・・・。
日本でも、全寮制の大学なんかじゃこういった「伝統」があるところもあるだろうな、とは思うのよね。
何となくですが、この監督の出身校がこの手の「伝統」があるところで、「どうよ。オレらの学校、楽しそうじゃね?」みたいなそこはかとない自慢の気配も感じられる気もするのですが・・・。
この映画に関しては「イヤ、それただの悪趣味だから」と全力でツッコミたい!

この映画、高評価する人もいるようですが、日本人ならほとんどの人が「学生の本分は勉強だろうがよ」という感想を持つのではないでしょうか?
もしこれがフランスの大学生たちの、ある程度標準的な生活であるのならば「フランス人は皆バカなのか?」と言いたくなります。
まあ、大学時代というのは一番自由な時間でもあるので、勉強しないで遊んでもいいとも思うのですが、酒とセックスとか、そういった発展性の無い遊びじゃなくて、もうちょっと何かに凝るとか好きな事を極めるとか、面白い遊びをすればいいのに。

まあ、ホラー映画の一種なので、グロくて当たり前だしそこを批判するつもりは無いのですが、なんかもう内容以前に白人馬鹿学生の集会をうっかり除いてしまったような、何とも言えない後味の悪い映画でした。


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2017年のマイベスト映画に決定!「クボ 二本の弦の秘密」

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すべてが愛おしい!

昨年の映画のマイベストは、9月に見た「ワンダーウーマン」で決定だと思っていましたが、年末になってとんでもない映画に取って変わられました。
人形アニメ製作会社のライカが作った、「クボ 二本の弦の秘密」です。

「ワンダーウーマン」も、本当に本当に大好きな映画で甲乙つけがたいのですが、私はとにかく「人形アニメ」(ストップモーションアニメ)が大好きなのと、主人公のクボが可愛くてたまらないので偏愛度でこっちに軍配。
このブログでも何度も書いていますが、私はCGアニメが好きでないので、そのぶん、手作業の味がある人形アニメに肩入れしてしまうのです。
ただまあ、ライカの作品の場合、あまりにも動きがなめらかなので見ているとCGアニメだと錯覚してしまうんですけどねw
もう少し、ストップモーションのギクシャクした動きが残っているほうがいいと思ってしまいます。
若い頃に、ハリーハウゼン監督の「シンドバット 黄金の航海」に登場した、6本腕の仏像がそれぞれの手に刀を持ち、ガッシャガッシャと動き出す素晴らしいシーンを見て以来、ストップモーションがとにかく好きで好きでたまりません。
スターウォーズシリーズでも、第一作(つまりエピソード4)で、R2とチューバッカがチェスみたいなゲームをやってて、そこに出てくる小さなモンスターが人形アニメだったのが嬉しかったです。
そして人形アニメの極め付けは、やはりティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」ですかね。
もうこの作品の素晴らしさに関しては今更いうまでもありませんが、動きのなめらかさとギクシャクさのバランスも、ちょうど良かったように思います。
映画を見ていて、「人形が動いている」ということの魔法、マジックを存分に感じられるとでもいいますか・・・。

さて、人形アニメについてつい長々と語ってしまいましたがこの「クボ」という作品、画像を見ていただければ分かる通り、日本を舞台にした剣と魔法のファンタジーなのですよ。
主人公の少年クボが、両親を殺し自分の左目を奪った冷酷な「月の帝」(クボの祖父でもある)を倒すため、サル(女剣士)とクワガタ(記憶喪失の武人)を御供に従えて、三種の神器ならぬ三種の武具を探す旅に出るという、メインストーリーからしてなんだか日本昔話っぽい。
そしてクボの造形が、なんか昔の「風のフジ丸」とか「カムイ外伝」っぽいのも可愛いww

クボは、殺される前の母親から、自分の父親の話を何度も聞かされてはいるのですが、母親は精神を病んでいるため、その話にはいつも結末が無い。父と母がどうやって出会い、自分がどうやって生まれたのかを知らず、想像の中で父親を強く勇ましいサムライとして美化し、その武勇伝を町の広場で大道芸のように語って聞かせる日々。
この、最初の大道芸の場面からしてもう凄すぎて涙が出そう。
クボは母から魔法の力を譲り受けているのですが、その力というのが、「三味線を弾くと、折り紙で折った動物や人間を自由自在に動かすことができる」という、何とも日本的かつファンタジックな能力なのですよ。
映画全体に使われる音楽も、三味線がメインなのですが三味線の音色ってこんなにカッコ良くて勢いがあって心がたぎるものなのかと、改めて思い知らされる気がします。本当に、命なきものに命を吹き込むような音色なのよ。
折り紙のクリーチャーたちがその音に乗って空を舞うこの大道芸のシーン、折り紙の動きとストップモーションの相性も良く(しつこい)、この映画一番の見どころと言って良いかと思います。

そして二番目の見どころは、クボたちが三種の武具のひとつ、「折れずの剣」を手に入れるために巨大骸骨の化け物と戦うシーン。
「骸骨」というもののガクガクした動きとストップモーションの相性が以下略、とにかくもう凄い迫力。
監督は日本の「ガシャどくろ」を参考にしたとの事ですが、アレが動くんですよガッシャガッシャと。
↓ガシャどくろ
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もう凄いよとにかく凄い。
エンディングで、このシーンを撮影するために骸骨の人形を少しづつ動かしていくメイキング画像が流れますが、照明の角度から何から、本当に一秒分のシーンを取るのにどれだけの手間暇がかかっているのか・・・。

日本を舞台にしながら、欧米の映画にありがちな「なんちゃって日本」感があまり無いのも評価が高いです。
一番気になったのが、町の盆踊りの時の曲が「炭坑節」だったことかな(笑)
雪原に巨大仏像が埋もれていたり、クワガタの甲冑が西洋騎士みたいだったりするのもまあ変っちゃあ変だけど、そこはファンタジーってことで許せるかな。
西洋人にありがちな「アバウト東洋趣味(日本と中国の混同)」が無いのも嬉しい。
冷酷な「月の帝」の衣装が中国の皇帝風なのも、クボたちの住む人間の世界(日本風)との違いが出ていて納得できます。
日本の風習、「お盆」「灯篭流し」が重要なエピソードになっているのも、自然すぎて気が付かなかったけどよく考えると「よくぞそこまで」って思いますね。

「月の帝」を倒すための旅が、同時に何も知らなかった自分の両親を知る旅になるということ、自分の過去、自分のルーツを知ることで困難に立ち向かう勇気や自分の人生を自分で決める決断力が生まれること。
少年の成長を描くファンタジーとしても非常に良い話です。

そして特筆しておきたいのが、サルの声を演じているシャーリーズ・セロンの素晴らしさ。
「クボ」の映画評をいくつか読みましたが、皆さんシャーリーズ・セロンを絶賛しておられますね。
ぶっきらぼうでそっけなくて、でも本当は暖かくて優しくて、なおかつ戦いの場面では凄まじい雄叫びをあげる、この声なくしてはこの映画、もっと安っぽく平板なものになってしまっていたかもしれません。
人形に命を吹き込むのは、もちろんアニメーターさんたちの地味な作業でもありますが、命だけでなく個性や魅力を吹き込むのに声優の力がどれだけ大きいのかを感じました。
シャーリーズ・セロンは「マッドマックス 怒りのデスロード」や「モンスター」で大好きになった女優さんですが、「クボ」のおかげでますます自分の中で評価が爆上がりです。

エンディング、三味線の音が「♪ペペンペペンペペーン」と鳴り響くと「オッ! このイントロは、もしや?」と胸が高鳴りました!
そう、エンディング曲はジョージ・ハリスンの名曲中の名曲「While My Guitar Gently Weeps(おれのギターが悲しげにすすり泣くとき)」。
誰でも一度は耳にしたことのあるあの名曲の、なんと三味線バージョンですよ!
あの印象的なイントロを三味線で、ってカッコ良すぎか!
しかもタイトルの意味も映画にかぶっていてね。そう、ネタばれになるのであまり言えないけど、クボは結局寂しい子供だし、彼の三味線は時に悲しくすすり泣くだろうからね・・・。

上映館も少なく、あまり話題にもならない映画でしたが、私は2度映画館に行きました。DVDが出たらもちろん買うつもり。
「ベイマックス」以来の大はまりアニメ、一人でも多くの人にこの良さを知って欲しいと思います!

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怪盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー 第一回「世間を騒がす怪盗さ」


「ルパン」という名前の強さ!

さて、再開後初めての記事は本日スタートの新戦隊の感想です。

まず、「怪盗戦隊vs警察戦隊」というコンセプトの斬新さに敬意を表したい。
ライダーにしても戦隊にしても、過去の伝統を踏まえつつ、流行のものや新しいものを取り入れることに貪欲ですよね。
「試しにやってみよう」感がすごい。
私は「ウルトラマンガイア」で特撮ファンになった人間なので、しばらくはウルトラマンシリーズを見続けていたのですが(仮面ライダーや戦隊はヒーローや怪獣が巨大サイズじゃないのが物足りなかった)、円谷の作品はなんか過去に縛られていて古臭いし、飽きがくるんですよね。
そういう大時代な雰囲気が好き、という方もいるのであくまで個人の趣味の問題ですが。

「怪盗戦隊」という要素には以前に「宇宙海賊ゴーカイジャー」という類似の戦隊がありましたし、「警察戦隊」についても「特捜戦隊デカレンジャー」があってけして目新しくはないのですが、それを両方出してvsものにしちゃう、ってのがね。新しい。
新しいものにはそれだけで大いなる価値がある。
この年になるとね、つくづくそう思うんですよ(笑)

それと思ったのが、「ルパン」という言葉というかコンテンツの強さ。
「怪盗紳士」というイメージの強烈さ。
シルクハット、マント、あとはトランプカードとか予告状を小道具として使ったりとか、正体が貴族っぽかったり物腰が優雅だったりする、更にはおフランスの香りとか、美女とのアバンチュールとか、ある一定のイメージを「ルパン」の3文字で醸し出してしまえるという・・・。
(「ホームズ」という言葉も強いんだけど、「ルパン」には負ける気がするの・・・)

そんな「ルパン」戦隊、2年前のアニメ「怪盗ジョーカー」の影響もちょっと見られるようなカードを使った戦い方などもしていましたし、変身ポーズが壁の前でスポットライトが当たっているのは「ルパンⅢ世」っぽいし、「ルパン」という言葉の持つイメージを引き出しまくっていてとても楽しいです。
ルパンレッドが貴族のぼっちゃまで、老執事(なんと温水さんだー!)がお仕えしているのもナイス。
怪盗同士が、他のメンバーに対してドライなのも良いですね。お互いがお互いの実力を信用しているからこその、
「お前がピンチになっても、オレはお前を助けない。お前のことだ、勝手に逃げるだろ」
みたいなねー、良い友情の在り方ですねw
・・・なあんて思っていたら、脚本が私の大好きな香山純子先生だったのよー!
(香村純子先生は「仮面ライダーウィザード」や「動物戦隊ジュウオウジャー」でおなじみの脚本家です)
やっぱりね、なんかツボを分かってらっしゃるわー!

警察戦隊に関しては、登場シーンが少なかったので様子見です。

あと、悪役マフィア怪人どものパーティー会場のシーンも良かったですねw
床が白黒の市松模様なのもゴージャスだったし、何よりも、よくもまああんなに怪人を集めた(作った)と感心致しました。
ああやって、ヒトならぬものたちが大勢集まってワヤワヤやってる雰囲気はスター・ウォーズのタトゥイーンの酒場っぽくて好きだー!

「宇宙戦隊キュウレンジャー」も最後まで楽しくみていましたが、今度の新戦隊もこの調子だとけっこう楽しめそうな気がします。
ただ、時間が朝の9:30からになってしまったので、録画しないと見づらいのが面倒くさい・・・。
日曜朝は戦隊のおかげで早起きできていたのに・・・。

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ご無沙汰してます(汗)&改めてよろしくお願いします。


昨年末に引っ越しを致しました。
その準備やら、転居後になかなかネットの接続ができなかったりとかで、ブログの更新ができず、しばらく経ったらすっかりサボり癖がついてしまいマイブログを開いて見ることさえほとんど無くなってしまっていました。

せっかく始めたブログなのにこんな事ではいかん!
アクセス状況など調べてみると、映画やアニメの感想などを検索して読みにきてくださる方、ついでに「アニメ」「映画」などのジャンルでずっと過去にさかのぼって読んでいってくださる方などが時々いらっしゃるのですよね。
こんな細々と呟いているだけのブログでも、誰かのお役に立っているのであればやはり続けた方が良いと改めて思い、今後はなるべくこまめに更新しようと決意を新たに致しました。

改めて、よろしくお願い致します!

P.S.
ところで引っ越しは、今まで江戸川区の東小岩に住んでいたのが北小岩に移っただけなんですが、3~4kmほど北に移動しただけなんですがなんか寒いのよ(笑)
気のせいとは思うんだけどね(笑)
江戸川添いに歩いていくと、寅さんでおなじみの柴又帝釈天もほど近いあたりです。

そして、引っ越しに際して思い切った断捨離を決行したのよ。
ってか、断捨離をしたくて引っ越ししたという感じ。
いや~、家の中にあんなに不要物があるとは思わなかったわ・・・。
そして、ゴミの処分にあんなにお金がかかることも知らなかったわ・・・。
しかしそのおかげで、今はかなりスッキリと身軽に暮らしております。心なしか、体重も少し減ったような。
物を捨てすぎて、うっかりアルバムの写真を全部捨ててしまったのは痛かった・・・(T.T)

・・・という訳で、「過去のない女」になりましたよ(T.T)
そう、オレにはもう未来しかないのさ!

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