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イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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バレンタインデーと並んで、元の意味とは関係なく日本独自の変な文化として定着しつつあるハロウィン。
「トリック・オア・トリート」は流行らなかったけど、カボチャのディスプレイと仮装はしっかり根付きましたね。
バレンタインデーがあんなに定着したのは、2月という寒くて地味な時期に、ピンクとチョコレート色の甘い配色が日本人の季節感にフィットしたんだろうなあと思うのです。女学生がスーパーの手作りチョコ売り場できゃいきゃい騒いでいる姿など見ると、なんか心が暖かくなりますもんね。春はもう、そこまで来てるなあ、と・・・。
ハロウィンも、日に日に夜が長くなる10月というたそがれの国、果物やワインの、実りの季節でもあるこの時期を、オレンジと紫という配色が表していて、日本の秋の季節感にピッタリだったのが勝因だと思います。

それにしても・・・。
一般人たちよ、君たちはそんなにオタクのコスプレ文化が羨ましかったのか?
ここぞとばかり、コスプレを楽しんでいるようだけど、本職(?)コスプレイヤーたちのあで姿を見なれたオタクたちの目からみると、レベルが低いくせにドヤ顔なのが許せないぞ!
しかも、オタクたちはつつましく、限られた場所・限られた日のみでコスプレを楽しんでいるというのに、一般人はコスプレ作法を知らないから、10月に入ったらもう、ゾンビメイクだのアナ雪だので町を歩いてもOKだと思っていなさる。
ウザいんだYO!
大の大人が街中ではしゃいでんじゃないYO!
10/31のハロウィン当日のみに限定してほしいわ!
バレンタインデーは2/14という日付をちゃんと守っているのに、ハロウィンはクリスマスみたいに10月いっぱいハロウィン期間みたいになってるの、やめてほしいわ。
子供は可愛いからOK、といいたい所だが、やっぱ10/31当日、またはその直前の日曜に限定してほしいわ。そのほうが、子供にとってもスペシャルな日になって楽しいと思うけどね?

しかし、そんな負け犬の遠吠えもむなしく、今や渋谷あたりの日本のハロウィンは海外サイトでも話題になっていて、今年あたりは「ハロウィンを日本で過ごしたい。あの、コスプレで一杯のスクランブル交差点でハシャギたい」といって来日する外国人も多いというではありませんか。
もう何が何だか・・・。
なんだかんだで、日本は平和で豊かだなあ・・・。
エボラ出血熱がもし、ヤバイ感じで日本に入ってきてたら、ゾンビメイクなんて強制隔離されると思うんだけど。
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「モロモノの事情」
短期連載終了。
最後までモノの目が可愛く見えなかったのが残念ですが、軽くて明るい、私の好きな「キルコさん」っぽいコメディ路線でした~!
フラットな感じの絵柄も、「キルコさん」に良く似ていますが、キルコさんの可愛さにはなかなかたどり着けなさそう・・・。
しかし240p、アニメ「妹契(いもちぎ)」をめぐる語りが可笑しすぎるww
「ネットじゃ萌えに目が眩んでスロースターターとか楽観視してる初見組もいるけどむしろ原作信者の焦燥には痛ましさすら覚えるよ」
「そこに気付くとは やはり天才かモノ氏」
こういうオタク会話の上手さは「スケット・ダンス」を思い出しますww
ラストはちょっと甘いかと思ったけど、読み返してみると、これでOKなのねw
モノがもうちょっと可愛く進化すれば、連載もアリだと思います。ガンバレ~!

2014_uffizi_s.jpg
東京近郊の方に告ぐ! これを見ずして何を見る! ボッチチェリの傑作を見逃すな!

ポスターにもなっているこの絵は「パラスとケンタウロス」という題名で、ルネッサンスを代表するイタリアの画家、ボッチチェリの代表作の一つです。
ボッチチェリといえば、「ビーナスの誕生」や「春」が有名なので、西洋美術に興味のない方でも、よく目にされているのではないかと思います。

img_8.jpg「ビーナスの誕生」
img98f0f1ffzik8zj.jpg「春」

イタリアのウフィツィ美術館といえば、これらのボッチチェリの代表作をはじめとしてメディチ家ゆかりの、大げさではなく人類の至宝ともいうべき作品の数々がおさめられている、西洋美術好きにとっては聖地のひとつであるわけです。
そんな場所から、34年ぶりに日本にやってきた「パラスとケンタウロス」。
これはもう、3食抜いても見に行かねばなりません。

34年前、私は美術系の学生でした。
(美術系出身なのになぜその道を選ばなかったのか? とか、どうしてそんなに絵が下手なのか? といった疑問もおありでしょうが、そのへんは自分の人生の色々なコンプレックスと結びついていて変な言い訳しかできなくなるのでスルーしてください)
当時は今よりもっと美術に興味や関心がありましたから、当然ボッチチェリも大好きで、この絵が来たときも行きたかったのですが、学生でお金がなかったのと、当時若さのゆえにつまらない事で悩みが多く、やや引きこもり気味だったのとで、行く機会を逃してしまいました。
あとになって見に行った友人から、「絵が内側から光を発していた」と聞かされ、見ておくべきだったと激しく後悔しました。

そんな経緯のあるこの名画が、なんとまた日本にやってくるという。
これはもう、行くしかありません。幸いにも今、私は東京に住んでいます。
土日は混みそうなので、毎週金曜日、閉館時間が夜8:00までなのを狙って、会社を定時で切り上げダッシュで行ってまいりました。
金曜夜、空いていました。ほとんど人込みに邪魔されることなく、名画の数々を堪能できました。
「なぜこれだけの展示なのに、こんなに空いている?」という義憤さえ感じました。
金曜夜、オススメです。

まず、「パラスとケンタウロス」の感想から書きます。
会場となる都美術館は、展示室が1階・2階・3階に分かれています。
1階の絵を見終わって2階に上がり、部屋をぐるりと見たらすぐ部屋の向かい側、真正面にこの絵が堂々と展示してあるのが見えました。思わず、その場に固まってしまいました。
なんとなく想像ではもっと小さい絵なのかと思っていましたが、予想外に堂々とした、迫力ある作品です。
会場の、ライティングの加減なのですが本当に、内側から光を発しているように、強い磁力を発してでもいるかのように、部屋の中のその部分だけが密度の濃い空間になっていて遠くから眺めているまま、視線をはずすことができません。
あまりの風格に、思わず表情筋が緩んで、顔が笑ってしまいます。
(スゲー、スゲー、やっぱスゲー!)
思うことはそればかり。
そしていよいよ絵の前に立ちます。
どちらかというと色使いはシンプルで、モノクロに近いような印象ですがその分、衣の緑と空の水色が美しく、構図に隙がないため大きい画面がさらに大きく見えます。ケンタウロスの後ろの石の柱や、パラスが持っている長い斧(?)が画面を引き締め、画面全体から強い力が伝わってきます。
丁寧に書き込まれた部分と、スーッと抜けていく部分の対比が心地よく、この絵だけを見ていると分かりづらいかと思いますが、この時代の絵画としては色彩が明るいのです。特に空は「天上の青」とかこのことかと思われます。
そして、パラスの上半身、首から上があまりに美しく、ケンタウロスを見下す目が冷やか(笑)なことも言うまでもありません。

やはり、数百年の間、世界で「傑作」と言われ続けた名画のオーラは半端なかった・・・
私としても、34年ぶりに、人生の宿題がひとつ片付いた、という気持ちになりました。
そして、今更ながらイタリアのウフィツィ美術館にあるという「ボッチチェリの部屋」に行ってみたくなりました。
やはりこの目で見てみたい、「ビーナスの誕生」、そして「春」。この2作はさすがに、日本でいくら待っても来ないと思うしね・・・。うーん、人生の夢は尽きない・・・。

ボッチチェリ作品は他にも数点、展示があり、どれも美しかったです。
thH9OQ4W00.jpg「聖母子と洗礼者ヨハネ」
特にこの絵が好きでした。構図がかっこいいし、本物はもっと色もキレイなんですよ。

しかし、何しろ「パラスとケンタウロス」のインパクトが凄すぎて全部持っていかれた感があります。
正直、3階に展示してある絵などは魂を抜かれて流し見のようになってしまいました。この絵は展示会場の最後、大トリに展示すべきだったと思います。
非常に内容の濃い、良い美術展だと思うのですが、その点はやや不満だったかも知れません。

個人的にはこの数年で、「エル・グレコ展」と並ぶ素晴らしい美術展でした。
日本でルネッサンス期の絵画をこれだけまとめて見られる機会もそうそう無いと思いますので、少しでも興味を持たれた方は絶対に行ってみてください。っていうか、行け!

P.S.
ミュージアムショップで、この絵の大判ポスターを探したのですが売っていなくて、仕方なくクリアファイルを買ったのですが、帰る時、都美術館のチラシ置きコーナーにてパラスの上半身がアップになった4つ折りでB5サイズのチラシを発見!
広げると、何とB全サイズのポスターになる素晴らしさ。嬉しくって3枚ももらってきてしまいましたww
都美館に行かれる際は、チラシ置き場(何か所もあるので気をつけて)のチェックを忘れずに!

「妖怪キュン太郎」
今までアニメを見ていても、「ドラえもん」のしずかちゃんとは違い、ふみちゃんは大人になってもケータくんのことを好きになりそうな気配が全然なかった。ケータくんのほうも、「なぜそこまで嫌われたり醜態をさらしたりしつづけているのに(大半は妖怪のしわざ)、ふみちゃんの事を好きでいつづけられるんだ?」と言いたくなるほど、心折れない奴だった。
最後、「ドラえも~ん!」と泣けばいいと思っている甘ったれたのび太とは違い、妖怪にやらされたことまで自分の責任で引き受けて言い訳をしないケータの態度を私は好ましく思い、高く評価していたのだった。

しかし・・・。
この話のふみちゃんの行動、一か月もかけて強く育成したゲームキャラをレベル1に戻すとか、借りたマンガに落書きをするとか、もう、好きでいつづけるのが難しいレベルなんじゃないのか?
いくらキュン太郎が可愛くっても無理なんじゃないのか? その場では「いいよいいよw」って言ってしまっても、ゲームやマンガを見るたびに思い出すわけだしね・・・。
それと、キュン太郎は悪さをしても謝って許してもらう妖怪だけど、「悪さをする」という部分は本人の資質というか、少なくとも潜在意識なんじゃないかという気もして怖い。
だって、人面犬は「何をしても怒られない」と聞いて、女の子にイチャイチャしに行ったしねー。
それに、ケータくん相手にやらかした事は置いておいても、教室で先生相手にやらかした事は、いくら先生がその場で許したって、クラスの他の子供がドン引きする事件なんじゃないかと・・・。

なんか色々すさまじくて、話を素直に楽しめなかった今週の「妖怪ウォッチ」でした。

ルー大柴さんのクセのある芝居が全体に厚みを与えて、お買い得感のあったエピソード。
次回は安田大サーカス! 好きなんですよ安田大サーカス。奇人そろいなのにリーダーが良い人で仲良くまとまってる感じで。よかったね仕事あって(笑)
悪役グループが薄いイケメン揃いで味が無いので、ゲストさんには頑張ってほしいです。

さてー。
4週終わった時点で、すごく好きなタイプの番組なんだけどなにか今一つ乗り切れない・・・。
進ノ介とキリコちゃんがあまり好きになれない。キリコのトラウマが「以前襲われて怖かったこと」って、何なんですか?
でも、ウィザードの最初のころ、ハルトとコヨミが全然好きじゃなかったことを思えば、まだまだ全然問題ナシなんですが。
人間関係がシンプルすぎる気もするので、もう少し特捜課の人たちの活躍や、第二のライダーの登場などを期待して待つこととします。
ベルトさんの過去とかも、もうどんどん話しちゃっていいんじゃないか?
はやいとこセカンドギア入れないと失速してしまいそうで心配です~!

今週思わずほほえんでしまったのは、ミニカーのベガスとキャブの仲良しっぷりw
いやもうコレ、擬人化で薄い本できるでしょwww
そして、キャブタイヤの特殊能力がグロ注意でワロタ・・・ってか怖いよー! Wのとき、よく左右の半身がズレたり割れたりしてたけど、ソレ以上にビビッたよー!
ベガスのタイヤを3本装着すると、右肩から上が身体の中心からズレてしまうのも恐ろしい・・・。
でも、「ハンドル剣」は良いです。気に入りましたw

元気が出る俳句 (幻冬舎新書)元気が出る俳句 (幻冬舎新書)
(2014/03/28)
倉阪 鬼一郎

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以前から何度かこのブログで紹介させていただいている、倉阪鬼一郎著「怖い俳句」が好評だったとみえ、同じく幻冬舎新書より姉妹本が出ました。
「怖い俳句」はいい本でした。俳句という形式のもつ短さ・切れ味・シュールっぽさが、「怖い」という感情と実に相性が良く、個性的でちょっとアクの強い俳句が集まっていて実に読み応えがありました。
今回は「元気が出る俳句」という、何だか図書館のヤングアダルトコーナーにでも置いてありそうな書名で、正直俳句なんぞに元気にしてもらいたくないと思っていたのですが、そこはやはり倉阪鬼一郎のチョイスが良いんです。読んでいるうちにお気に入りの句がどんどん出てきてしまいました。
なのでこの本も、今後何回かに分けて好きな句をご紹介していこうと思います。

今回はまず、実に微笑ましい子供たちの姿を読んだ句を中心に。

風邪の子の象を見しことばかり言ふ (明隅礼子)

子供が風邪をひいて寝ていて、母親がそのそばで編み物だか家計簿書きだか、ちょっと手を動かしながら、子供と話をしている。子供はそんなにひどい熱じゃなさそうです。寝ているのが退屈なんでしょう。
数日前に幼稚園の遠足か何かで、動物園に行ったのでしょう。初めて象を見て、その大きさに驚いたんでしょうね。
(まあよっぽど象が気に入ったんだねえ)と思いながら聞いている母親の心がポカポカしてるのまで感じさせる、いい句だなあと思います。


夜の子の明日の水着を着てあるく  (森賀まり)

夏休み中なのかな、次の日が日曜日で両親に、海かプールに連れていってもらうんでしょうか。それとも、小学校のプールの授業が明日から始まるのかな。わくわく待ちきれなくて、夜のうちから水着を着て家の中ではしゃいでいる、と。
子供ってなんであんなに水着好きなんでしょうね。私も、小学生のころ、よく泳ぐわけでもないのに家の中で水着を着ていた(笑)のでよくわかります。

水遊びして毎日が主人公  (中村尚子)

これも夏の水遊びの句。
やはり、自分の子供たちが小さかったころ、家の前にビニールプールを作って毎日遊ばせていたころを思い出します。
歓声や笑顔、光る水しぶきなどがギュッと詰まったような句。夏の子供って、ほんと毎日が主人公ですよね。

少女眠る明日播く花の種子袋 (青柳志解樹)

これまた、次の日を楽しみにしている子供の句。
花のタネは、アサガオでしょうか。女の子が枕元に、タネの袋を置いて眠っているんですね。夏休みの観察日記でもつけるんでしょうか。花の種をまく、という地味な行動にすら、これだけの喜びを感じられるなんて、この歳になるとただもう羨ましい限りです。

少女みな紺の水着を絞りけり (佐藤文香)

最後は、同じ水着の句でもぐっとエロティック。
人目もはばからず、脱いだあとの水着を絞っているというのですからここに出てくる女の子たちはまだ小学生かせいぜい中学生、お色気などとはほど遠い少女たちですが、なんなんでしょうかこの危うい気配は。
倉阪鬼一郎さんの紹介文が凄い(笑)ので、ちょっと引用してみます。
水泳のあと、いっせいに紺の水着を絞っている少女たち。そこから滴っているのはただの水ではなく、まるでもぎたての果実のジュースのようです。この句に接したおじさんたちは、その濃密な香りにたちまち当てられてしまうことでしょう。
スク水のブームも終わる気配がないし、やはり紺の水着の威力は絶大ですね・・・。



ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う! [DVD]ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う! [DVD]
(2014/10/08)
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト 他

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イギリスのオタクコンビ、サイモン・ペッグ&ニック・フロストの、DVDになったばかりの最新作。
この2人の映画は「宇宙人ポール」と「ショーン・オブ・ザ・デッド」を見たことがありますが、どちらもとっても面白かったです。SFやB級映画をこよなく愛している感じが伝わってきて、国は違うけどお仲間同士のギャグで大笑いするような、「わかる~!!!」と手を叩きたくなるような、何とも良いセンスなんですよね。
今のところ、彼らの映画にハズレなしです。

さて、この「ワールズ・エンド」もそういう、彼らのオタク心が満載の1本。
20年前、まだ若く前途洋々だった主人公ゲイリーは故郷の町、ニューヘイブンにある12軒のパブを一晩でハシゴする、「ゴールデン・マイル」に地元の友人4人と挑戦するが、途中でリタイアしてしまう。そして現在、アル中の中年男と成り果てたゲイリーはあの頃の輝きを再び味わいたくて、それなりに家庭も仕事も持ち、立派に社会で活躍している当時の友人たちを誘い、また5人で故郷の町の12軒のパブめぐりに挑戦するのだった。
しかし、旧交を温めるのもつかの間、故郷の町の人々は中身の青いロボット(?)に入れ替わっていることが判明。
5人はどうしたらいいのか必死で考えるのだが、すでにビールを何杯も飲んで酔っ払っているため(笑)、ロクな考えが浮かばない。
「パブめぐりを途中でやめたら怪しまれる。12件目の『ワールズ・エンド』までこのまま飲み続けよう」
という事になり・・・

・・・とまあ、最初はこのように始まるのですが、最後の最後まで予想できない方向にどんどん話が転がっていって、最後のオチも実にくっだらねー!(褒め言葉)
酔っ払いのおっさんと青いロボットたちの乱闘また乱闘!
デブキャラのアンディ(ニック・フロスト)の意外にもキレのあるアクションも心地よい。
故郷の町に帰ってきた中年男たちの、甘酸っぱくほろ苦い郷愁がうっすらと漂っているのもいい。
「光る眼」という古典SF映画へのオマージュなのか、目が青く光るロボットたちに追われる場面や、街中に立っていた金属彫刻のようなロボットが動き出す場面など、侵略ものSFらしい、ちょっとノスタルジックな画面もいい感じ。

しかし個人的にこの映画最大の魅力は、ニューヘイブンという町と12軒のパブ。
パブってどんなものかよく知らなかったんですが、ここに出てくるパブは古くから地元に根を下ろした、伝統ある店ばかり。
やたら明るく薄っぺらい、フランチャイズの店にはない重厚な、伝統を感じさせる店がまえが何ともいい感じなのです。
薄暗いカウンターの奥で初老のマスターがジョッキに注いでくれるビールがまた、おいしそうなのよww
更に、これらのパブは名前も面白くて、「フェイマス・コック(有名な鶏)」「クロスハンズ(組んだ手)」「ホール・イン・ザ・ウォール(壁の穴)」「キングス・ヘッド(王の頭)」などなどがあり、それぞれの店名を絵にした看板がまた、良くできていていい感じなんですよ~。
12軒目、最後のパブが「ワールズ・エンド(世界の終わり)」。日本にもそういう名前のバンドがありますね(笑)
イギリスの大学生とか若い作業員とかが、「今夜も『世界の終わり』行くか」なんて会話してるのかと思うとなんか楽しいw
「指輪物語」をはじめとする、英国ファンタジーを読んでいると主人公たちが泊まる宿の名前が「踊る仔馬亭」だったり「黒い淑女亭」だったりするのを思い出しました。
そうか、あの名前のノリはイギリスの庶民文化の伝統だったのか・・・。
英国というと、執事文化つまり上流階級の文化にばかり目が行ってしまいがちですが、そうかあ、普通の人たちには普通の人たちの、こういう飲み屋文化みたいなのが古くから受け継がれているんですね。
日本の温泉地を訪ねて古い旅館に泊まってみるような感じで、イギリスの小さな町の古いパブを巡ってみるのも面白そう。案外、イギリスのファンタジーの世界に触れる近道かもしれません。

映画自体は軽いお笑い映画ですが、そんなパブの様子が実に印象的で、見終わると「パブ行きて~! ビール飲みて~!」となること請け合いですw
個人的には、ビールの好きな友人数名と夏場に見るべきだったと思っています。
冷蔵庫に缶ビールをいっぱい冷やしておいてね、DVDを見てて「飲みたい!」って思ったらすぐに飲めるようにしておいてね、見終ったころにはすっかり酔っ払っていたら楽しいだろうなww
くっだらないギャグでも、見てるほうも酔っ払ってて大爆笑しちゃうだろうなww

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