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イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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終わっちゃいました「ピンポン」・・・。
原作大好き派の自分から見ると、小さいツッコミや不満点もありましたがそれでも、まごうかたなき傑作アニメだと思うし、原作を超えている部分も多かったと思います。特に、チャイナやアクマは声優さんのおかげで、原作よりずっと好きになりました。

さて、最終回いよいよペコとスマイルの対決。
いままでのストーリー、伏線がすべて、この一戦のためだけにあったという事が、見ていてよく分かりました。
先週の風間vsペコ戦が、画面的にも音楽的にもちょっと軽めだった(原作ではここが一番のクライマックス)のも、今週のペコvsスマイル戦を頂点に持ってくるためだったのですね~。

ペコとスマイルが並んで試合会場に入る後ろ姿から、オープニングの画面につながって、「あ、このOPはずっとこの時を待っていたんだな」って思いました。二人の試合はあまりコマ割りや効果のない、手描きで動き回る画面で、やはり先週の試合の描写と対照的でした。スマイルが囲いに倒れ込みながら球を拾いにいくシーンに泣きそうになりました。鋼鉄の鎧が割れて赤い血の通ったスマイルの身体が出て来るところで、スマイルが「ウオーッ!」と叫んで・・・。
「僕の血は鉄の味がする」という言葉は、最初は「僕の身体は鉄でできている」(僕はロボットだから)という意味を持たせられていましたが、最終回、その同じ言葉によってロボットから人間へと引き戻されるスマイル。
点を取って「うおっしゃ!」と叫ぶ姿もいい。点を取って喜ぶという、本当に基本的なことさえできてなかったんだねスマイルってば。

小泉に「ヒーローには弱点はありません」と答えるスマイルも好きだったな。ペコとスマイル、それぞれの信頼の深さにじんと来ます。
その後、小泉が膝の故障をものともせずに走るペコを凝視する場面と、その後オババたちと穏やかな顔で談笑するシーンは、小泉もまた、ペコ(ヒーロー)によって数十年ものしこりを溶かされ、救われたものの一人であることを現しているのだと思いました。
オババと小泉、風間(理事長)の三人が打ち解けて話しているのも、オババや風間(理事長)までがペコ(ヒーロー)によって間接的に癒されたように見えます。

エピローグで、すっかり普通の青年(小泉先生っぽく英語まじりで子供に話すのが泣けます)になったスマイルと、卓球だけに賭ける人生を否定するようになった風間が会話をします。風間は多分、卓球をやめたら事業を起こすつもりなのかな。彼の卓球は、他人に認められるため、他人を見返すための卓球だったから、こだわる必要がなくなった今、もう自由に何をやっても良いんですものね。
そしてスマイルが、卓球を断念したペコが川に捨てたラケットが海岸に打ち上げられているのを拾い上げる。★のマークで、ペコのものだという事はわかったんだと思います。それを遠くに投げるのは、「もうペコがいなくても一人でも平気」という意味と、「もう卓球にしがみつかなくても自分の世界を持てるようになったから平気」という意味と、両方あるのだと思います。
卓球を捨てたスマイルを、小泉先生がまだ息子のように可愛がっている姿にまた涙(T.T)
あと、チャイナが日本に帰化して「辻堂文革」(笑)という名前になっていたのはビックリですね~! しかも、日本代表として選手団にも選ばれて・・・。形は違いますが、当初の夢がかなったのね。飛行機にも乗れるのね(笑)
スマイル、アクマ、風間と、あれほど打ち込んだ卓球を離れていく若者たちと、ペコやチャイナのようにただひたすらに卓球を続けるもの、一度は捨てた卓球の世界に「やっぱり好きだった」と戻ってくる海山外兄さん、それぞれの卓球とそれぞれの、これからもずっと続いて行く人生。卓球を離れたからと言って、卓球に賭けた彼らの青春が無駄になるわけではない、それはずっとこのアニメを見続けてきた人ならよくわかると思います。一つの事に熱中する、己を賭けるって、やっぱり素晴らしい。

松本大洋のあのクセのある絵をそのまま生かしてアニメにするという、思いもよらない事をぬけぬけとやってのけ、原作にはない味わいを加えてこんなにも見ごたえのある作品をつくりあげた、監督はじめスタッフの皆さまとキャラクターに命を吹き込んだ声優の方々には、最大の感謝と尊敬の意を捧げたいと思います。
お疲れ様でした、ありがとうございました!
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