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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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元気が出る俳句 (幻冬舎新書)元気が出る俳句 (幻冬舎新書)
(2014/03/28)
倉阪 鬼一郎

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以前から何度かこのブログで紹介させていただいている、倉阪鬼一郎著「怖い俳句」が好評だったとみえ、同じく幻冬舎新書より姉妹本が出ました。
「怖い俳句」はいい本でした。俳句という形式のもつ短さ・切れ味・シュールっぽさが、「怖い」という感情と実に相性が良く、個性的でちょっとアクの強い俳句が集まっていて実に読み応えがありました。
今回は「元気が出る俳句」という、何だか図書館のヤングアダルトコーナーにでも置いてありそうな書名で、正直俳句なんぞに元気にしてもらいたくないと思っていたのですが、そこはやはり倉阪鬼一郎のチョイスが良いんです。読んでいるうちにお気に入りの句がどんどん出てきてしまいました。
なのでこの本も、今後何回かに分けて好きな句をご紹介していこうと思います。

今回はまず、実に微笑ましい子供たちの姿を読んだ句を中心に。

風邪の子の象を見しことばかり言ふ (明隅礼子)

子供が風邪をひいて寝ていて、母親がそのそばで編み物だか家計簿書きだか、ちょっと手を動かしながら、子供と話をしている。子供はそんなにひどい熱じゃなさそうです。寝ているのが退屈なんでしょう。
数日前に幼稚園の遠足か何かで、動物園に行ったのでしょう。初めて象を見て、その大きさに驚いたんでしょうね。
(まあよっぽど象が気に入ったんだねえ)と思いながら聞いている母親の心がポカポカしてるのまで感じさせる、いい句だなあと思います。


夜の子の明日の水着を着てあるく  (森賀まり)

夏休み中なのかな、次の日が日曜日で両親に、海かプールに連れていってもらうんでしょうか。それとも、小学校のプールの授業が明日から始まるのかな。わくわく待ちきれなくて、夜のうちから水着を着て家の中ではしゃいでいる、と。
子供ってなんであんなに水着好きなんでしょうね。私も、小学生のころ、よく泳ぐわけでもないのに家の中で水着を着ていた(笑)のでよくわかります。

水遊びして毎日が主人公  (中村尚子)

これも夏の水遊びの句。
やはり、自分の子供たちが小さかったころ、家の前にビニールプールを作って毎日遊ばせていたころを思い出します。
歓声や笑顔、光る水しぶきなどがギュッと詰まったような句。夏の子供って、ほんと毎日が主人公ですよね。

少女眠る明日播く花の種子袋 (青柳志解樹)

これまた、次の日を楽しみにしている子供の句。
花のタネは、アサガオでしょうか。女の子が枕元に、タネの袋を置いて眠っているんですね。夏休みの観察日記でもつけるんでしょうか。花の種をまく、という地味な行動にすら、これだけの喜びを感じられるなんて、この歳になるとただもう羨ましい限りです。

少女みな紺の水着を絞りけり (佐藤文香)

最後は、同じ水着の句でもぐっとエロティック。
人目もはばからず、脱いだあとの水着を絞っているというのですからここに出てくる女の子たちはまだ小学生かせいぜい中学生、お色気などとはほど遠い少女たちですが、なんなんでしょうかこの危うい気配は。
倉阪鬼一郎さんの紹介文が凄い(笑)ので、ちょっと引用してみます。
水泳のあと、いっせいに紺の水着を絞っている少女たち。そこから滴っているのはただの水ではなく、まるでもぎたての果実のジュースのようです。この句に接したおじさんたちは、その濃密な香りにたちまち当てられてしまうことでしょう。
スク水のブームも終わる気配がないし、やはり紺の水着の威力は絶大ですね・・・。

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