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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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東村先生はやっぱ天才でおま~!

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)東京タラレバ娘(1) (KC KISS)
(2014/09/12)
東村 アキコ

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最近なにかと話題となっている東村アキコ先生の新作、「東京タラレバ娘」の1巻を読みました。
途中、何度爆笑してしまったことか・・・。
(深夜に一人で爆笑するのって案外ハードル高いですよね?)
女性ってどうしても、男性よりもギャグセンスは低いし、まあハッキリ言って男がバカやってるのはいくらでも笑いものにできるのだけど女の人が必死で笑いを取ろうとしてヨゴレまでやってたりするのは嫌いなのよ。見たくないのよ。
女は男に笑わせてもらってナンボなのよオーホホホホ!

しっかし、東村先生は違うね!
同性に対する、冷静で冷徹な観察眼で、自虐もまじえつつ、他の人がやったらドロドログズグズしたイヤ~なドラマになっちゃいそうな所を、ドライに笑い飛ばしてくるね!

東京で独身を謳歌しながら脚本家として働き続ける、もうすぐ33才の主人公・倫子。
華やかな世界にあって、周囲の男たちがダサく見えてしまい本気で相手を探す気にもなれず、同い年の友人3人でいつもつるんで女子会と称して飲み会をやっている。最初はオシャレな店に集まっていたが、「もっと酒がグイグイ飲める つまみで飲みたい」「もうサラダとかパスタとか いらないわ あたし」と、いう事になり(←この発言もやたらリアル笑)、居酒屋で白子ポン酢と生レバをつまみにジョッキをグイグイあおって女3人でクダを巻いていた。
ある日、同僚のディレクター・早坂からの食事の誘いを、プロポーズと勘違いした倫子は、デキる大人のファッションで身を固め、レストランへと赴く。しかし早坂からの話というのは、倫子のアシスタントのマミちゃん(19才)への求婚の相談だった。
ショックを受け、いつもの3人で居酒屋でヤケ酒を飲む倫子。
「キレイになったら結婚できる」
「その男を好きになれればね」
タラの白子とレバーをつまみに大声で騒ぎまくっていると、
「さっきから聞いてりゃ女子でもないのに女子会だの 現れてもねえのにいい男と結婚だの・・・ いい歳して「痩せたら」だの「好きになれれば」だの 何の根拠もないタラレバ話でよく そんなに 盛り上がれるもんだよな・・・ (中略) そうやって一生女同士で タラレバつまみに酒飲んでろよ」
と言い放つ、若い金髪イケメン(モデルのKEY)が登場。
このイケメンが、倫子の書いた脚本をけなした事から倫子は新人の女の子に脚本家の仕事を奪われ、公私ともにどん底となって、箱根の温泉宿で一人飲んだくれていた。
倫子のことを心配する飲み仲間たちの代わりにKEYが箱根まで様子を見にやってくる。
新人の女の子に枕営業で仕事を取られた、と言う倫子に対して、KEYは、じゃアンタが俺に枕営業してみろよ、と迫るのだった・・・!

・・・と、まあ、後半はちょっとドリームが入っちゃってる気もしますが、とにかく「タラレバ娘」というネーミングが俊逸すぎてもう、今年の流行語大賞はコレでいいんじゃないか? と思っています(笑)
もう読んでて、怖い怖い・・・!
私は運よく、一度は結婚できて、その後別れたとはいえ、二人の娘にも恵まれ、かろうじてタラレバ化しなかったけど、若い時になまじ手に職をつけてしまったり、職場で活躍してしまっていたりしたら、いまだに独身だったかもしれない・・・。
分かるんですよ、女子は女子同志でつるんで喋っているほうが楽しいし、下手に才能があったりすると同僚とかダサく見えるものだし。
若い時は女の子だってだけで、周りがチヤホヤしてくれるから、
「結婚なんて、その気になればいつでも出来る」
「いい人がいたら考える」
なんて言って、真剣に相手を見つける努力、人を好きになる努力を怠ってしまうんですよ!

アパレル関係の仕事をしている上の娘が、今年で27才になるのですが、もう完全にタラレバ化していて非常にヤバいと思いました。
最近、一人暮らしを始めたのですが、この本を買って送り付けてやろうと思っていますw

東村先生がこの漫画を描こうと思ったキッカケというのが、巻末にエッセイ漫画として載っているのですが、それがまた可笑しいのですよ。
2013年に東京オリンピックの2020年開催が決定した時、東村先生の友人たち(ほぼ同世代・独身・それぞれ立派なキャリアウーマン)がなぜかいっせいに、
「あたしヤバい・・・ いいかげん結婚したい・・・」
と言い出した、と。その理由というのが、
「7年後ひとりぼっちでワンルームマンションでオリンピック観戦なんてイヤ~!」
「あたしなんか実家で親と観戦!」
7年後、というのがリアルに想像できてしまう年数だったんですね(笑)
若さゆえの傲慢、おごりのツケを払う時が一斉にやって来た、と。
そんな女友達に東村先生が毎回、
「理想ばっか言うとらんで誰でもいいから相手見つけんか!」
と檄を飛ばしていたけど、もういい加減飽きてきたので漫画で描いちゃいました、と。

そしてこの後書きでも書いているけど、東村先生は決して女の幸せは結婚にあるとは言っていないのね。
「幸せ」と「結婚」は関係ない、と。
うーん、その通りだと思います。
結局、人間は一人で生きていくのは難しいのでしょう。若い時は元気一杯だから、家族を持つことのデメリットしか見えてこないし、一人身の自由さ・気楽さを満喫したくなる気持ちも分かる。
しかし、歳を重ねて体力が衰えてくると、一人で目いっぱい遊び続けるのも疲れるし、たいがいの事には飽きてしまうんでしょう。その辺で、すでに結婚して子供までいる友人が羨ましく見えてくる、と。
ですからまあ、自覚っていうか、覚悟ですよね。
独身を謳歌する代わりに孤独に耐える覚悟、あるいは家庭を持つ代わりに自由を手放す覚悟。
どっちつかずでいいとこ取りはできないぞ、と。

東村先生の漫画は今まで読んだ「主に泣いています」も「海月姫」も、最初の設定や目の付け所が斬新で凄いのですが、ドラマが進行していくにつれて普通の恋愛漫画っぽくなってしまい残念だなと感じる傾向があります。
この「東京タラレバ娘」も、どうもそんな甘い展開になっちゃいそうでやや心配ですが・・・?
現実は厳しいという事を世の「女子」たちに教える結末であってほしいです(笑)
少子化への歯止めにもなると思うの(笑)
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