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イザク

Author:イザク
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グエルチーノという名前って、聞いたことありましたか?
私は全然知りませんでした。
しかし、上野の美術館でもらってきた予告チラシに載っている絵の数々の、あまりの素晴らしさに「これは今年、絶対行くべき美術展だな」とひそかに思っておりました。
そして先日、都美術館に行きましたが・・・。

期待以上、想像以上、の素晴らしさでした!
個人的には2012年の「エル・グレコ展」に近い感動を覚えました。
グエルチーノは日本ではほとんど知名度がない画家ですが、本国イタリアではバロックを代表する大画家扱いだとか。
そんな大画家の、国宝級ともいうべき代表作、大作の数々が惜しげもなく日本にやって来たのには、実は訳がありました。
グエルチーノの作品の多くはイタリアのチェント市立絵画館に保管されているのですが、チェントは2012年5月に地震に襲われ、大きな被害を受けてしまったのです。絵画館はいまもって閉館したままで、復旧のめども立っていないとのことです。
そこで保管しきれなくなった絵画の数々を、日本の美術館に貸し出してくれることになったのです。本来なら門外不出であってもおかしくない大作の数々が、惜しげもなく一度に来日しているのはそういうわけ。
ちなみに、今回の展覧会の収益の一部は絵画館の復興に充てられるそうです。

絵の感じはカラバッジョに近い、ドラマチックな陰影の強い宗教画。
とにかく、協会の壁に飾ってあったような大作が多く、圧倒的な迫力です。
緻密な描写のもつ力と、西欧絵画の伝統の力が会場全体にみなぎっている感じ。
カラバッショやエル・グレコに比べると、個性が弱いのかな? と思わせる感じもありますが、でもまあ、今回出展されている絵の画像を貼っていきますから見てくださいよ。私が興奮しているのも分かるでしょう?

「放蕩息子の帰還」
息子の顔が暗くなってるのとか、後ろのガラス越しの光とか、下の方で帰って来たご主人さまにじゃれついている犬とか、どこをとっても見応えのある絵。
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「聖イレネに介抱される聖セバスティアヌス」
介抱って、普通もっと静かにやるもんだと思うけどどうしてここまでドラマチックなの?笑
青空のドームを背負った聖イレネが美しいです。
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「聖フランチェスコの法悦」
夜空の青が印象的。バイオリンを弾く天使がやたら肉感的というか重そうなんですがそれは笑
構図にも隙がないです。
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「キリストから鍵を受け取る聖ペテロ」
壁一面に描かれた大作。目の前で見ると、とにかくすごい迫力。いい意味でも悪い意味でもパワフルというか、日本人の美意識からは描かれえない世界だなあ、と思います。
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グエルチーノ、という名前は「斜視」という意味のあだ名だそうです。斜視の小男だったらしい。
しかしグエルチーノは、若いころから絵の才能があって、決まった師を持たずほぼ独学で絵を学んだのだそうな。
イタリアでも一時期忘れられていた時期があったのですが、近年再評価され、大家としての地位が定まったのだそうです。
こういう、バロック時代の画家の絵をこんなにも一度に見ることができる機会はそうあるものではなく、またこの先もおそらくこれだけの規模で作品が日本で見られることもないでしょう。
知名度の低さゆえか、会場も空いていて見やすいです。
「グエルチーノ? 聞いたことないけど」などと言わず(ほとんどの人が聞いたことないですからw)、ぜひこの機会に会場に足を運ぶことをお勧めします。
私が払った入場料も、チェント市の美術館の復興に役だっているんだと思うとちょっと嬉しいですw
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コメント

グエルチーノ展、私も見てきました。

いい絵揃ってましたよね~。
この人の描くキリストさんや天使等の美形キャラ(?)は、全て肩幅広く筋肉質(重そうとも言える)の美青年なのが面白かったです。好みです♪

大抵のリアル画風の宗教画ってどうも男の美形が女っぽいんですよね。
綺麗=やっぱ女だろって感じで。
逆にゲイ気質の人の絵は(ダヴィンチとか)男性は男性なんだけど妙に艶っぽくてエロい。

この人はどちらでもなく、美形は男も女も神々しく美しく力強いので安心感がありました。
躍動感の凄さと迫力も仰る通りで、「バヒュン」とか「ゴゴゴゴ」とか擬音つけたくなりましたわw
もしまたどこかで別のグエルチーノの絵が出展されることがあったら、是非ご一緒したいです。

(追記。身内話で恐縮ですが、趣味でCGをやる夫は「キリストが変身後のウルトラマンに見える」と表現してました。長文失礼)

いらっしゃいませ~!

Kさんこんばんは。
Kさんも、旦那とグエルチーノ展行ってらしたんですね?
確かに、筋肉の付き方がKさん好みかもしんないww
ミケランジェロとかよりも、ずっしり重そうな感じ。

>躍動感の凄さと迫力も仰る通りで、「バヒュン」とか
>「ゴゴゴゴ」とか擬音つけたくなりましたわw

あー、わかりますわかります!
ドラマチックというか、ポーズが決め決めでねw

>もしまたどこかで別のグエルチーノの絵が出展される
>ことがあったら、是非ご一緒したいです。

こちらこそ、ぜひぜひよろしく。
でも、今回の展覧会は本当に、チェント市の地震がらみで豪勢なものになったので、同じ規模での出展は難しいでしょうね。
イタリアへ行くしかないのか・・・。

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