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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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セカイ系ですなあ~!
無題大暮維人×舞城王太郎 集英社刊

自分たちの住む世界は一人の女の子でできていて、その世界(と女の子)を救うために命がけで戦い続ける少年たちがいて・・・。
主人公の少年も自分の死を覚悟して、ついに大好きだった女の子(その、世界と同義でもある女の子)に自分の気持ちを告白しようとする。そしたら、その少年のクラスメートたち(世界のなりたちも少年の正体も、何一つ知らない)が、盛大に彼を冷やかし、クラス中で彼の告白を応援しつつも全員が野次馬と化して大騒ぎww

・・・って、どうよこの展開。
少年少女の甘酸っぱい初恋模様と、世界の崩壊とがカードの裏表のように組み合わさっていて、まさにこれこそセカイ系。
いわゆる「セカイ系」のアニメとかラノベとかって、現実離れしてるのは仕方ないにしても、その「現実」の部分、つまり主人公たちの日常の部分がちゃんと描写されていないがゆえに、全体が薄っぺらになっているものが多いの思うのですが、この「バイオーグ・トリニティ」は原作が舞城なんで、高校生たちの感情や会話がとても生き生き描かれているんです。
SF的な大仕掛け・設定は抜きにして、高校生たちの友情と恋愛の物語としてだけで読んでも、きっと十分に面白い。
特にこの7巻で語られるのは、「恋に恋している少女が、本当に人を好きになったら、それまでの少女の世界は崩壊してしまう」という、まあ、恋愛経験のある人ならだれでも多少は身に覚えのあるテーマなのですが、自分を主人公にして考えたら、(自分にとっての)世界の崩壊というのも十分にリアルなわけで・・・。

うーん、なにか理屈っぽくなってしまいましたが、とにかくこの7巻ではフジイのクラスの奴らがもうすごくいい奴ばかりで楽しいの!
お気に入りのお馬鹿高校生ウタマロは変な応援踊りを始めるは、前巻で高田さんにひそかに抜け駆けをされていたヘッドドレスの凛ちゃんはクラス全員を煽って鬨の声をあげるは、もうほんと、こんなクラスメイトたちと青春したかったよ!

そして、フミホが「甘い恋の中で永遠に生きていく女の子」から「恋愛の、その行き着く先まで責任を持てる一人の女」へ成長させることが、フミホを、ひいては世界を救う方法だと信じるキワとベルちゃん、二人の女のタフな友情もいい。
キワはフジイへの思いを通して大人になっていったけど、ベルちゃんにも苦しい恋の思い出があるのかなあ。ミハエル先生とは、けっこううまく行ってる気がするけど(笑)

まあ、色々と思うことは多い7巻でしたが、最後のページで「俺が2秒でテメェを殺す」と見得を切るホサの恰好良さに全部持っていかれましたけどねー!
あと、コミックスの中扉のカラーページを見ていて思ったのですが、この漫画、フジイを中心にしたハーレム漫画でもあるのね。
フミホ・キワ・ベルちゃん・ネクロマリア様・松カゲっち、と、何人もの可愛い女の子がフジイの周りにいて、しかも松カゲ以外の女の子たちは多少なりともフジイの事を憎からず思っているんだものね。
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