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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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ヒャッハー映画の頂点、100満点で150点の映画!

下の娘がコレを見て、「今までの人生で一番好きな映画」とまで激賞するので、気になって映画館に行ってみてきました~!
いや~、確かにコレは凄い!
「SFは絵だ」という、古い名言がありますが、この映画はとにかく絵がいい。
荒野を猛スピードで走り続ける大型トラクター、装甲車、ハリネズミみたいにトゲだらけの車、崖の上をジャンプしながら走るロードバイクたち。
砂嵐の中で強風に吹き上げられて空中に舞い上がり、車ごと大破して四方に散らばるゴミのような人間たち。
何台ものドラムを積み込んで、真っ赤な衣装のギタリストと共に爆走する楽隊カー。このギターが、文字通り火を噴くのもカッコイイ。
独裁者、イモータン・ジョーのもとで狂信者として育てられる「ウォー・ボーイズ」の、なまっちろい身体とスキンヘッド。
・・・数え上げればきりがありませんが、とにかく一場面ごとが絵になっていて飽きさせず、繰り広げられるアクションもまた、CGっぽさがなく(ほとんどがリアルアクションだそうです)、見応えがある、っていうより、「コレ、人が死んでるんじゃないの?」と心配になるのですがすぐに次にもっと派手なシーンが来るため、「今度こそ、人が死んでるんじゃないの?」と更に心配になり、やがて麻痺していくという・・・(笑)

私は「マッドマックス」シリーズは「1」しか見たことがなかったのですが、この映画が「マッドマックス」シリーズの正当な後継にして頂点を極めているのだろうな、という事は想像できます。
今までのシリーズのファンの人たちにも、非常に評価が高いのだとか。

主人公がどっちかというと、マックスよりも女戦士フェリオサ(シャーリーズ・セロン)で、彼女が守るものが5人の若い女たち、というのも新鮮。
とにかくシャーリーズ・セロンがもう男前でかっこよくてねえ・・・。信じられないようなアクションもバリバリこなすし、なにかもう、アメリカの女優の覚悟の凄まじさみたいのが感じられちゃってね・・・。
覚悟といえば、もう映画に出ている全員、特にスタントマンの人たちって、もう死を覚悟してやってるとしか思えない。普通のアクションでさえ凄いのに、この映画ではそれを爆走している車の上でおこなうのだから・・・。
ひらひらのスカートをはいた美女たちでさえ、走り続けるトレーラーからトレーラに飛び移る、くらいのことは平然とやってのけるし。
何というか、アメリカ映画の底力、映画にかける情熱の厚み、映画への愛。
そんなものをヒシヒシと感じてしまい、少なくともアクション映画の分野では、日本がアメリカに追いつく日は永遠に来ないのだろうな、とさえ思いました。
アメリカ映画ってごく初期のころから、こういうの得意だったと思うんです。まだ白黒だったころの西部劇って、こういう、走りつづける幌馬車をインディアンたちが鬨の声をあげながら追ってきて、走る馬上から馬車の屋根に飛び移ったり、そんなアクションシーンが見せ場だったんだものね(インディアンを悪役として描いても問題なかった頃の映画)。
マッドマックス的な爆走アクションって、きっとそういう、アメリカ映画人の血が騒ぐんじゃないかと思います。

そしてこの映画、意外にもフェミニズムの映画でもあるのね。
主人公は女戦士フェリオサだし、彼女が守るのは5人の若い女たち。旅の途中で彼女たちの仲間になるのもまた、オートバイ乗りのおばちゃん達。
この、おばちゃん達と若い女たちの間で、植物の種を譲り受けたり、何か「母と娘」的な世代を超えた交流が感じられるのもいい。
男たちが水や石油をめぐって戦いに明け暮れて殺伐とした世界を作っている中で、奴隷のような境遇から抜け出して新たな世界を作ろうとする女たち。
フェリオサを中心として、この女たちが実に、非力ながらもそれなりに役立って、戦いにも参加していくのがいい。
無駄にキャアキャア騒がないので、見ていて、女として「そうだ、女だってやればできるんだ!」と力強い気持ちにさせてもらえます。
しかし女を上げているストーリーでありながら、もっと恰好良くて美味しい所をさらっていくのが実は男たちなのです。
最初はフェリオサたちの敵の立場でありながら、やむなく協力しているうちに、彼女たちの決死の思いにいつしか同調し、命がけで彼女たちを守るマックス。
ラスト、黙ってフェリオサの前から姿を消すのがまた、男の美学でもあり、気障でもあります。
ウォーボーイとして生まれ、戦いの中での華々しい死を望みながらもかなわず、やがて女たちと共に戦う道を選ぶニュークス。女たちを逃がすために、最後は望み通りに派手な自爆を遂げます。
(ニュークス役は「ウォーム・ボディ」でイケメンゾンビを演じた、若手のニコラス・ホルト。初々しいハンサムっぷりはこの映画でも健在! アクションも超頑張ってます! しかもずっと上半身裸・笑)
どちらの男も、表舞台からは姿を消しますが、女たちの心に消えない思いを残す、という・・・。
これぞ男のロマンですな~!
男として生まれて、一番かっこいい生きざま(死にざま)と言っていいのじゃないでしょうか。
・・・というわけで、女が見ても男が見ても、それぞれ満足できる、素晴らしい脚本だな、とも思いました。

人物のキャラデザインを含め、世界観がヒャッハーで統一されていて本当に気持ちがいい。
こういった、しっかりした世界観を持った映画は、リピーターが続出してやがてファンのサークルが出来てくるでしょう。
「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」のシリーズみたいに、みんなで仮装して映画鑑賞会を開いたりね。
コスプレ解禁でこの映画の鑑賞会したら楽しいだろうな~。私はオートバイおばちゃんの役しかできないけど(T.T)
大ヒットはしていないようだけど、一部ではすでにカルトムービーとしての地位を得ている模様。

派手でかっこいい映画が好きな方は、ぜひぜひ劇場の大スクリーンで血わき肉おどるヒャッハーを体験してください!
後味が良くて爽快なので、カップルで行っても盛り上がれるし、仕事に疲れたサラリーマンも元気になれる映画だと思います!
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