プロフィール

イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

カテゴリ

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


〇女子として、今季のアニメは「ワンパンマン」で決まりだとばかり思っていたのですが、周囲で「おそ松さん」にうっかりハマってしまったという声が多いので、先週から録画して見始めたのですが、マジでもんげー面白い!

何を隠そう私は、昭和の時代、赤塚不二夫の「おそ松くん」という漫画を毎週リアルタイムで読んでいた世代。当時の赤塚不二夫の天才っぷりはすさまじく、他にも「天才バカボン」「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」などなどの連載マンガを怒涛の勢いで量産していたわけです。
破壊的というか破滅的なギャクが多く、それまでほのぼのギャグしか知らなかった子供たち(私を含む)はビックリしました。シュールとかナンセンスとか、そういったギャグの面白さを初めて知ったのも赤塚漫画でした。
今見ると、絵柄などはむしろ上品で、線も綺麗で洗練されているのが分かるのですが・・・。
当時は何しろ「シェー!」「ダヨ~ン」「タリラリラ~ン」などなどの造語のインパクトがあまりに凄くて、今時でいうと妖怪ウォッチみたいな感じで、子供の世界での基本的教養でした。
「おそ松さん」を見て、下の娘がイヤミの「おフランスザンス~!」や「シェー!」に感激して「イヤミって恰好いい」とまで言いだしているのを見るにつけ、やはり、世代を超えて訴えるものがあるのだなあと再認識しました。
(上の娘も、すでに「シェー!」が口癖に。私は「ポーズも一緒でなければシェー!とは認めん」とダメ出しをしています)

「トド松と5人の悪魔」
6人兄弟の一人、トド松が頑張ってリア充のふりをして「スタバァコォヒィ」でアルバイトをし、お店の女の子たちとも仲良くなってきたのに、5人の兄弟がお店に押しかけてきて何もかもぶち壊していく話。
トド松が哀れすぎます。
今、あれこれ思い返してみると、赤塚不二夫の漫画って、「努力が報われない」「真心が通じない」というオチが多かったような・・・。
作品世界全体に、哀愁、ペーソスというものがウッスラと漂っているんですよね。
イヤミなども、何があっても決して憧れのフランスには行けない気の毒な奴だったし。
どんなに誠実に努力しても、宿命とか運命に勝てないという話が多かった気がする。
ラストの、完全に崩壊してしまったトド松の姿に涙。
深い・・・。
っていうか、案外根が暗い。

「北へ」
ダヨーンとデカパンが、大型バイクを2台並べて、映画「イージーライダー」のノリでアメリカ中西部(らしき場所)を疾走していくオープニングだけでもう笑えます。しかもこの話、セリフが無いのね。「ダヨーン」ですべてを表現するなんて深すぎる(笑)
特に、凍り付いたデカパンを引きずって歩いていたダヨーンが、ボロボロのつり橋を前に逡巡したのち、デカパンを絶壁の下に落とすシーンが凄いぞ・・・人間の業の深さというか、存在ギリギリの問いかけに対する答えを見たと思いました(笑)・・・しかもそれをいっさい無言で行うのがまた胸に刺さるというか。

OPはテンポの良い曲で、画面もカラフルポップでとてもオシャレ。しかも、かなりシュールな画像で、私はかつて、SFファンのバイブルであった吾妻ひでおの「不条理日記」を連想しました。
EDの方が更にオシャレで、何とおでんの具にカラシで線を描いていくという・・・新しい! 語り掛けるようなラップ調もいい感じです。

下の娘は平成生まれらしく、「おそ松さん」を見ていると「でんじゃらすじーさん」を連想するといいます。
(私は逆に「でんじー」は赤塚っぽいと感じていた。っていうか、赤塚漫画は今でいうとコロコロコミックにノリが近い)
ナンセンスギャグということでは、「ボボボーボ・ボーボボ」あたりも近いかとも思うのですが、赤塚ギャグの特徴はやはり、キャラの個性の面白さかな、と思います。
イヤミ、ハタボー、ダヨーンのおじさん、レレレのおじさん等々の人間キャラの他にも、ニャロメ、ウナギイヌ、ケムンパスなどの動物(?)キャラ数々。外見的にも非常に完成度が高い。宝の山、という気がする。

このアニメ、原作の上品な味を生かしつつ、平成らしい速いテンポや破壊的なギャグがぎゅうぎゅうと押し込まれていて最高!
「シェー!」も、このテンポ、この絵柄だからこそ今見ても面白いのだと思うのです。
これは深夜に放映するのはもったいない。ぜひ小学生に見せたい。「シェー!」や「ダヨーン」はあっという間に子供の世界で流行語になると思うなあ。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://isaac936.blog.fc2.com/tb.php/1291-1333a833

 BLOG TOP