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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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【注・ネタバレしてますので未見の方はご注意ください!】

エンディングのクレジット、最後の方に自衛隊や海上保安庁、内閣府などの文字が続くのを見ていて、「ポケモンGO」と同じく、これもコンテンツの力ってやつだな」と思いました。
政府のかなり上のほうの人でも、「ゴジラの映画なら子供のころ見た」っていう人、多いんじゃないかな。
「ゴジラの映画を作るので協力してください」と言えば、協力を得やすいのではないかな。少なくともまったくの新作怪獣映画では、ここまで皆さんがノリノリ(?)で協力してはくれないと思う。
何十年も国民的なコンテンツとして大事に愛してきた「ゴジラ」だからこそ、完成した映画という感じ。
つまり、これはもはや「国民映画」です。
テーマを一言でいうと「ガンバレ日本!」ってことじゃないですか?

この映画、エヴァっぽいという感想が多いようですが私は見ていて「下町ロケット」を連想しました。
なんかね、特に後半、「これぞ日本が誇る先端テクノロジーだ! でも最後は人力に頼るw」みたいなね、町工場的な日本人のアイデア力と丁寧な仕事っぷりが、結局は日本を救うというストーリー、やはり見ていて痛快なんですよ。
新幹線に爆弾を積んでゴジラに体当たりさせたり、謎を解くヒントが「折り紙」だったり、このへんはまだ外国向けの「ニッポンのハイテク」という感じなのですが、ゴジラとの戦いも終盤に入って、山手線や京浜東北線などのいわゆる在来線、サラリーマンのように日々「はたらく電車」たちが自らの意志のようにゴジラの巨体に突進していって盛大にはね返される場面はちょっと涙が出そうになりました。なぜかこの場面、自衛隊や米軍のどんな攻撃シーンより熱い!
新幹線にくらべたら、普通の、というか平凡な、というか、科学者でも軍人でもない一般市民のような電車たちまでが、こうして日本という国を守るためにわが身を犠牲にし心を一つにして戦っているのだなあ、という気がして・・・。
もう、ヒトも機械も、文字通りの総力戦。

倒れたゴジラの口に、タンクローリー車が何台も駆け寄って凝固剤をちゅーちゅーと流し込むシーンも、なんか「はたらく車」っぽくて可愛いのよねw
まあ、怪獣と同じ画面に映ると電車も車もミニサイズみたいで可愛さアップなのは当然なのですが、あの車たちも自らの意志で日本の為に頑張っているように見える。
機械だけでなくもちろん人間も、上は総理大臣から下は避難所の子供たちまで、この映画に出てくる日本人はみな、自分の義務と責任を果たして、国を守るために頑張っているように見えます。
あと、総理大臣というのは無能でも素直であれば大丈夫なんだな、って思ったよw
総理大臣の仕事って、周囲の進言を聞いて決断をくだすこと、それによって生まれる責任を取ること、なんですね。
特に後半の里美総理代理(平泉成)が、「東京に核を落とす」という苦渋の決断をさせられ、「こんなことで歴史に名を残しちゃうなんてなあ・・・」とぼやいていたり、(核攻撃を延期してほしくて)フランスに頭を下げてたり、なんかもうオジサン萌えっていうか、「ああ、こういうオジサンたちが一生懸命日本の為に働いてくれてるんだな」と思えて泣けてきました。
避難所で遊ぶ子供たちや明るく挨拶を交わす家族たちの姿もチラッと映されますが、理不尽な災害によって住処を失い避難生活を送ることになっても、怒らず嘆かず他人を攻撃せず、お互いに明るく優しくふるまうこと、これも、政治家でも科学者でも軍人でもない一般市民としての義務、国のために心を一つにして戦う姿だと思いました。
こんなところが、日本の強さなんだなあ、って・・・。

ゴジラはもはや、無敵すぎて怪獣というより巨大な地震や津波のような、避けようもない自然災害のメタファーとしか思えません。
子供の頃見ていた怪獣映画の怪獣たちは、もっと自分の意志や感情というものを持っていて人間くさかったけど、このゴジラは行動がまったく読めなくて、生き物というより「動く災害」だし、ダイダラボッチのように自然そのものが形を取って動いているようにも思えます。

まあいろいろ考えさせられる映画ですが、一言でいうと、とにかく面白いです!
ハリウッド版ゴジラがあくまで映画らしい映画、(設定がSF寄りの)人間ドラマだったのに対して「シン・ゴジラ」は映画の作りとしては異形というか、ただひたすら、突如現れた怪獣から日本を守るための対策をオジサンたちが立て続けるだけの、会議や会話ばかりの映画なのですがそこが面白い。
そして、いろいろ書いてきましたがやはり日本人のための「ガンバレ日本」映画だと思います。
中国をはじめ周辺諸国が騒がしい今、東京都知事が舛添さんから小池百合子さんに変わった今、こんなふうに「日本はやる時はやるんやで!」と熱く語りかけてくれる映画が見られて良かったです!
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