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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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毎日、「モブサイコ100」のアニメの録画を見ながら夕飯を食べ、「モブサイコ100」のコミックスを枕元に置いて就寝前に読み、会社で仕事中も気が付くとアニメ「モブサイコ100」のオープニン曲、「99」がエンドレスに頭の中で鳴っている状態・・・。
大ハマリ100%継続中です!

さて今回は、この作品の「成長物語」としての側面を見てみたいと思います!
(ネタばれ気味になりますので未読の方はご注意ください)
超能力バトルに目を奪われがちですが、「モブサイコ100」の良さは何といっても中学2年生という一番難しい時期の少年の心の成長をキッチリ描いているところ。もうこのまま、道徳の副教材にしたいくらいです。
また、大河ドラマとしての大きなスパンでの骨組みもしっかりしていて、モブが一つの敵を倒すたびに、モブ自身がその時抱えている問題が一つ解決する。しかし、次の敵はもっと強く、もっと難しい問題をモブに突き付けてくる・・・。
この繰り返しで、いつの間にか、モブ自身が最初のころから比べると驚くほどに成長を遂げているのですね。

ステージ①「教団(笑)」
悪霊エクボを除霊。
「空気を読め」と言われて怒り100%になってしまったことを反省する。

ステージ②「花沢輝樹」
超能力者花沢との対決、勝利。
力を他人に向けないよう、自分を押さえようと必死になるが、結局自分の力を制御しきれなかったことの悲しみを味わう。

ボーナスステージ「律」
モブの弟、律が兄を超えたくて自分を壊し悪に染まるが、悪の力も結局自分を特別にしてくれるわけではないことに気付く。

ステージ③「爪第7支部」
悪の組織「爪」の支部を壊滅。
力で解決するのは敵の価値観と同じこと。しかし力を使わなければ殺されるとしたら、どうすればいいのか・・・?
霊験の助けで、自分で何もかも背負わなくても良いことを知る。

ステージ④「悪霊 最上」
壮絶なイジメを体験させられる精神戦のすえ、少女にとりついた悪霊を除霊。
何の役にも立たないと思っていた自分の力で、人を助けることができると分かる。
人は変われる、自分も変われるということを知る。

ボーナスステージ「霊験新隆」
偽霊能者としてマスコミから糾弾される最中に、霊験は自分がモブの成長に気付いてやっていなかったこと、モブをいつまでも子供として扱っていたことに気付く。

ステージ⑤「爪 本部」
強大な爪のボス、鈴木を倒す。
相手の悲しみや苦しみに共感し、何とか相手を救えないかと苦闘する。

(ステージ⑥「サイコヘルメット教」 現在連載中)

・・・と、まあこのようにモブの戦いのあとをざっと俯瞰してみただけでも、階段を上るようにひとつずつ、敵が強大になっていき、それに応じてモブの心が一周りずつ大きくなっているのが分かると思います。
また、モブの心で100%になるのは怒りだけではなく、「悲しみ」など他の感情も100%になるとき力は解放されるので、感情を抑制してきたモブがそうやってひとつずつ、自分の感情を取り戻して喜怒哀楽のある普通の中学生になった時が、この漫画の最終回なのかもしれないな、と思ったりします。(自分の身体の部分をひとつずつ取り戻していった「どろろ」の百鬼丸みたいに)
多分最後に取り戻す感情は「喜び100%」でしょう。逆に言うと、モブが心からの笑顔を見せてくれないとこの話、終われないのでは。(ベジータがカカロットを認めないと「ドラゴンボールZ」が終われなかったみたいに)

あと、途中で律と霊験新隆の話が挟まりますが、この二人の話がまたいいんですよね!
誰からも褒められる優等生でしかも、超能力者の兄を持ってしまった律が「いっそ悪になってやる」と思う気持ちは痛いほど分かるし、むしろこうやって自分探しをしていくのが中学時代、というか反抗期というものなのだろうけど、律はふだん真面目でお兄さん思いなだけに、その反動も激しくって、こうでもしないと自分というものが確立できなかったんだろうな、と思うと泣けてきます。

霊験新隆はそもそもが大人の責任感をしっかり持っている人なのですが、それだけに、モブのような危なっかしい子供はいつも自分の監視下において保護してやり、また、行動をひとつひとつ仕切ってやらないといけないと、言葉を変えていえばモブをいつまでも自分のものにしておきたいと思っていたわけです。が、モブがいつの間にか自分の手をはなれ大きく成長していたことに気付き、また自分がモブに比べ最初から変わらないただの詐欺師であることに嫌気がさしてしまう。でも、そんな霊験を救うのがモブの「最初から分かっていました。僕の師匠は『いい奴』だ」という言葉だったりします。
弟子のモブに師匠である霊験が教えられ、お互いがお互いを成長させる、素晴らしい関係だなあと思います。

成長ということでいうと、他にもこの漫画には事件をキッカケに人間的に大きくなった人物が多いです。
モブとの戦いに負けて自分は凡人だと分かったテルこと花沢、陰謀がバレてとことん自分の駄目さを悟った生徒会会長の神室、爪が崩壊したことで、自分の居場所を社会の中に作ろうと決意した芹澤などなど、いずれも再登場した時は憑き物が落ちたようにサッパリした顔で出てきて、読んでいても良かったなあと嬉しくなってしまいます。

まだまだ色々と語りたいのですが、今回はこのへんで(笑)
次回はアニメの話もしたいと思います。
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