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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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休み中にDVD借りて見た「スーパー8」が、意外な拾い物。
予告篇を見ると、いーかーにーもースピルバーグっぽい、少年たちを主人公にした小さい町が舞台のSFか、と思いあまり興味がなかったのですが、そして、まったくその通りの映画なんですが、何でしょうね・・・、スピルバーグにはない、細部へのこだわりというか登場人物への、映画そのものへの愛というか。

【以下、ネタばれっぽいので気になる人は読まないで!】
とにかく少年たちがそれぞれ個性的でいいんですね。
太った少年チャールズは、映画が大好きで、仲間を集めてゾンビ映画を8ミリフィルム(スーパー8、とはこのことです)で撮影している。そこに集まる模型好きのジョー(主人公)、爆弾マニアでゾンビ役が超ハマってるケアリー、背が高くハンサムなのにパニックになるとすぐ吐くマーティン、そして飲んだくれの父親を持つ少女アリス。
「少年たち映画」の中で、デブは常に役立たずでしかないのに、この映画の中のチャールズは頭も良くしっかりしていて実行力決断力行動力そして映画作りの才能がある。でも、そんなアグレッシブさを、アリスに嫌われてしまう・・・。
このへんの、パターン化してなくて説得力のある少年少女の心情の描写が実に瑞々しく、似たような年代の少年映画「スタンド・バイ・ミー」の押しつけがましい友情とキャラ立てには辟易した自分ですが(「スタンド・バイ・ミー」好きな人、多いと思いますがゴメンナサイ)、この「スーパー8」の少年少女は全員大好きになりました。
あと、ドラッグストアで働いているドラッグ中毒のダニーとかアリスの父親とか、脇役たちを扱う手つきも非常に良くて、任天堂のゲームみたいに「この町の人みんなが幸せになれるといいな・・・」そんな事を考えてしまうほど、それぞれの登場人物を身近に感じるのですね。
 
【警告! ここからは完全にネタばれ!】
正直言って、終盤に宇宙人が出てきてからは凡庸なSF映画に成り下がってしまうのです。スピルバーグっぽい、安い展開にね。
それまでの子供たちが映画作りに奮闘する姿こそがこの映画のキモであり、最後、彼らが撮った短編ゾンビ映画がエンディングで流されるのですが、これが面白いのよ。チャールズの脚本が良くってね。ケアリーのゾンビっぷりも良くてもう抱腹絶倒。
「このシーン撮影してたな」「これが模型の爆破かあ!」などと、映画を見てきた人が楽しめるシーンが次々に出てきて、子供たちと共に冒険してきた日々がなつかしく感じるような、不思議な感覚にもなります。
よそで読んだレビュウですが、映画全体が「エンドロールまでの壮大な前フリ」という評もあるようです。
そんな評にも思わず納得してしまうほどの、映画(特にゾンビ映画)への愛がギッシリ詰まったエンンドロールとなっています。ゆめゆめ見逃すことのなきよう。
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