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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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傑作!

「新しいSF映画を創ろう」という意気込み、志の高さが感じられる必見映画だと思います。
唯一の不満は、スカヨハの裸体(?)があまりに太って見えるので、うまくCG処理してスマートに見せてやって欲しかったことくらい・・・(T.T)

私は日本に住んでてオタク歴もSF歴も長いのに、「攻殻機動隊」という作品は今まで見たことが無かったのです。
(15年くらい前に一度、アニメ映画版のどれかを見たんだけど絵も話も地味で、30分くらいで見るのを止めてしまったことならあります。知人に言わせると、どうやらソレは「ハズレ」だったらしい)
「マトリックス」をはじめ、ハリウッドのSF映画に多大な影響を与えた作品だということは知識としては知っていたのですが。
なので実写映画化の話も最初はあまり興味が無かったのですが、主役がスカヨハことスカーレット・ヨハンソンと聞いて俄然気になりはじめ、予告編など見ると実に近未来SFらしい凝った画面なので、公開前から見るのを楽しみにしていました。
結果的に、予備知識も作品に対する思い入れも無い状態で映画を見られたので、とても楽しめました。

スカーレット・ヨハンソンといえば、普通に美しい女優さんでしたが「アベンジャーズ」のブラック・ウィドウ役で一気にブレイク、というか、硬質で愛嬌や媚びのない、女っ気のない可愛気のないそのヒーローっぷり(間違っても、キャアキャア悲鳴をあげる「ヒロイン」ではないw)が高く評価され、なんかもうSFアクション御用達女優、になっちゃいましたね。
今日も映画見ていて思ったのですが、普通の女優さんだと殴られると痛そうで、見ているほうも辛くなってしまうのですが、スカヨハだと平気(笑)
肩を怒らせて、猫背になってのしのし歩く、女優としてのエレガントさのカケラもない歩き方なのですが、スカヨハだとそれもカッコいい(笑)
ずーっと眉を寄せて眉間に縦ジワが入ってるのに、それでも美しい。
いやほんと、スカヨハでなければこの映画、成り立たなかったと思います。
アメリカの映画評などを読んでいたら、「素子(ヒロインの名前)は日本人女優じゃなきゃ。何でも白人が演じるのはおかしい!(この手の白人主義みたいな差別問題を「ホワイトウォッシュ」と言うらしい)」という意見が多く、映画自体の評価も低かったようなのですが、日本人女優でここまでアクションがハマる人はいない(断言)し、それに日本の女優さんが裸体になったらなんか変にエロくなっちゃうと思うんですよね。
日本人は別に日本人俳優にこだわっていないし、役柄に合っていればそれでOKだと思うのですが、アメリカって今、少数民族の宗教の差別になるから、という理由で「メリークリスマス」も言えない国になっちゃってると言うし、このホワイトウォッシュ問題も何か無理やり人種差別につなげようとする、政治的な匂いがして嫌だなあと思っています。
(あ、でも「AKIRA」の実写映画化だけは日本人でやって欲しいかも・・・)

スカヨハの話ばかりになってしまいましたが、この映画、「ブレードランナー」を思わせる、ゴチャゴチャと猥雑でカッコいい近未来都市の映像もまた素晴らしいのです。
街中に、CMらしき巨大なホログラム映像がいくつも動いていて、ちょっと遠近感が狂うような、初めて見るめくるめく未来都市の姿で、これだけでもこの映画を見る価値があると思うし、私が「志の高い映画だ」と思ったのもまさにこの「まったく新しい未来都市をつくる」という、「SFは絵だ」という名言を地で行くような心意気を感じたからなのです。
(椎名誠の「アド・バード」という傑作近未来SF小説があるのですが、この都市の景観を見て私は「アド・バード」の近未来都市を連想しました)

冒頭の宴会の場面で出てくる芸者ロボットの、「なんちゃって日本」風のデザインも良いし、その芸者ロボットがいきなり蜘蛛みたいにカシャカシャ動き出すのもカッコいい。
ディズニーの「ベイマックス」みたいに、ちょっとした日本趣味があちこちに見受けられ、それが映画全体の近未来観を増しています。いつの間にか、すっかり「日本=近未来」、のイメージになっちゃってたんですね。「ブレードランナー」の時は日本趣味はまだ、エキゾティックさを演出するためのものだった気がするんだけどね・・・。

さてこの映画、ビートたけしが大物政治家(?)役で出ていて、最初はどうかと思ったのですが後半、拳銃をバンバンぶっ放すあたりがやたらカッコ良くて、監督は日本のヤクザ映画などもかなり好きな人だろうと思いました。
主人公の上司、カッター役のピーター・フェルディナンドという人がどうもイマイチ役不足な感じでしたが、それ以外は全員がハマリ役と言っていいのでは。
特に、いつも主人公(素子)のそばにいるバドーという銀髪のオッサンがやたらカッコ良くてもう大好き!
ピルー・アスベックという俳優さんだそうですが、ガタイが良くて、時折不器用な男の優しさを見せるあたり、めっちゃタイプ!(聞いてない)
途中で両目がレンズに交換されちゃうのも、それはそれでカッコイイですw
女医の役でフランスの大物女優、ジュリエット・ビノシュが出てくるのも見どころ!
この女優さん、若いころは何となくムチムチしてて押しつけがましくて好きではなかったんですが、適度に油っ気が抜けていい感じになっていました。
あと、日本人では桃井かおりとか福島リラ(ウルバリン・サムライの時は凄かった)も出ています。福島リラ、どこにいるのかと思ったら芸者ロボットの役だったみたい。ちゃんと見ておけば良かった・・・!

ストーリー自体はやや暗めで、傾向としてはあまり好きではないのですが、ここまで書いてきたようにSF映画としてのスタイリッシュさがあり俳優陣に恵まれた、傑作と言っていい映画だと思います。
この映画への評価が低い人は、多分、原作を愛するあまりイメージ違いが許せない人だと思うの・・・。
まあ自分も、そういう人の気持ちはとってもよく分かるので、責める気持ちは毛頭ありません。
今回に関しては、「まっさらの状態で見られてラッキーだったな」という気持ちです。
っていうか、アニメの「攻殻機動隊」をちゃんと見てみたくなりました。
なんだか一杯あるんだけど、どっから見たらいいんだろう・・・。
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