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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
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ヘボットはみんなで実況しながら見ないとキツいぞ、1人で見たら脳をやられる

↑ ツイッターでこのように呟いている人がいるのを見ました。ヘボットを一言で表した名言だと思う・・・。

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青春時代を筒井康隆の短編と「マカロニほうれん草」で過ごし、2児の母となってからも「ボボボーボ・ボーボボ」をはじめ、クダラナイ(褒め言葉)ギャグが大好きな私が、「この年になって、こんなに新しいギャグで笑わせてもらえるなんて」と、毎週日曜朝、楽しみにリアタイで見ているアニメ、それが「ヘボット!」。
いやもうホント、気合い入れて、身構えて見ないと脳がやられるわ。
30分番組なのに、最初の10分くらいで「まだ10分しか経ってないのかよ・・・」って驚愕するくらい脳が疲れる(笑)
そんな恐るべき「ヘボット!」について、今週は初めて語ろうと思います!

もう何年も前から、毎週日曜の朝はテレ朝のヒーロータイムをリアタイで視聴していたのですが、数ヶ月前に朝7:00スタートの「ヘボット!」というアニメが始まって、その予告やオモチャのCMも目にするようになったのですよ。
でも、「コロコロが、また新しいオモチャを子供に売ろうとしてるなあ」としか思わず、そのいかにも子供向けな作りに、「ペンギンの問題」やら「デュエルマスターズ」やらの同類だろうとタカをくくって、まったく注目していなかったのですよ。
(去年、大絶賛していたアニメ「怪盗ジョーカー」やコミックスの「ウソツキ! ゴクオーくん」をはじめ、「コロッケ!」「ケシカスくん」そしてもちろん「妖怪ウォッチ」などなど、私は「コロコロコミック」系で大好きな作品は一杯あります。ただ、いかにも子供向け過ぎてピンと来ない作品もまた多いのよ。それでも少女漫画誌よりはずっと読むところが多いんだけどねw)

そんな「ヘボット!」でしたが娘(アラサー)の知人に勧められ、第17話「ネジささる、ゆえにヘボあり」を見たところ、なんと・・・!
超ハイテンション超密度セカイ系ナンセンス友情ギャグアニメだったー!

16話までどんな話だったのか分かりませんが、17話からいきなり見始めて分かることは以下の通り。

ネジの形の島「ネジが島」の王子、ネジをこよなく愛する主人公のネジル(画像の中央下のあたりにいる、髪が茶色い少年)。
彼と一緒にいるのが相棒のヘボット(画面中央の黄色いロボット)。
ヘボットの頭にはネジを差し込む穴があり、ここにいろんな種類のネジを入れることでヘボットはさまざまなダジャレを口にして、「ボキャバトル」(ネジが島で広く行われている、面白いフレーズを言ったものが勝つゲーム)で戦っている。このように、ネジを差し込むことで言葉を発するタイプのロボットをこの世界では「ボキャボット」と呼ぶ。
ネジが島の王家にはいろいろ秘密があるらしいが明らかにされていない。
異世界で戦い続ける、ネジルの成長した姿らしき青年や、ネジルの成れの果てらしきオッサンが時折姿を現すが、誰なのかわからない。
世界を救う姫らしき人物がちょいちょい出てくるのだが、詳細はわからない。

・・・とまあ、こんな感じで、「表の世界と裏の世界」というか、「この次元とパラレルワールド」「今の世界と何周か回った世界」「現在と時空がつながった遠未来」みたいな、ラノベが好きそうな、わけありそうな設定がされているのですよ。
で、見ているほうもちょっと驚いて、「お。これはもしかして、ギャグアニメの皮をかぶった本格SFか?」と本腰を入れて見ようとするも、そういう設定自体もギャグの世界観に織り込んでくるのですねー。
このへんちょっと説明しづらいけど、例えば、今までにも時々登場しては思わせぶりな言動をしていた、異世界の青年とオッサン(このオッサンのキャクターデザインがやたら恰好いい)、この二人、今週29話に登場してそれぞれ、「ネジルが、ヘボットを失った世界での未来の姿」であると、はっきり自分たちで説明していました。世界の秘密っぽいこういう話は、最終回近くで明かされるものだとばかり思っていましたよ。全然思わせぶりじゃなかったー(笑)!
しかもネジルに「こういう大人になりたくない・・・」とまで言われ、すっかりギャグキャラ扱い・・・。
つまり、「この世界の構造」とか「現実の階層と虚構」とか、ディックあたりから始まる現実否定ネタ(?)すらもはやギャグになっている、という・・・。
原作者の方(小ガエルさんという漫画家が作画をしておられるが、原案はバンダイナムコが出している模様)が村上春樹のファンらしく、ハルキに似たキャラクターも時々登場するし、明らかにハルキ作品のパロディだと分かるギャグもあります。
(第15話はズバリ「ネジが島クロニクルの巻」)
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」などの作品でも、こういった表の世界と裏の世界が互いに影響を与えあっている世界観が描かれることが多いので、その辺も影響受けてるのかな、と思ったり。

さてまあ、そんな世界観についていくら語っても「ヘボット!」の凄さの片鱗もお伝えできないわけで。
「マカロニほうれん草」「ボーボボ」という作品名を出しましたが、これらを知っている方は、アレがもっと矢継ぎ早に脈絡なくなった状態だと思ってください。
どっちも知らない、という方は・・・。
日曜朝、早起きしてください!
ただし、慣れない最初のうちは一人で見ようとすると脳が壊れるからご注意を!
(あまりに意味がないカットやギャグが頻繁に挿入されるので、脳がそれを理解しようとしてオーバーヒートしますw)
あと、昭和平成のアニメで育った人ならすぐ分かる、パロディネタの数々も凄いよ。こちらは、「ケロロ軍曹」あたりを思い浮かべていただければ、大体イメージが掴めるかと思います。
まったく何の脈絡もなく、「ヘボットは考えるのをやめた」などと3秒くらいの画面をネジ込んでくるので油断も隙もない。

でもってこのアニメの更なる魅力は、キャラが魅力的なこと!
主人公のネジル君、最初は声優さんの声も甘すぎて、ユルユルすぎだろ、と思っていましたが、見れば見るほど可愛いくて好きになります。ほんと、素直で友達思いで邪念のカケラも無い、いい奴なのよ。
最近出てきたチギル兄さんがまた、キャラが立っててかっこいいのよ。
女の子たちも可愛いし、敵モンスターは不気味だし。
SF設定こそあるものの、全体のノリはネジルと愉快な仲間たち。
ホンワカ楽しいアニメなのですが・・・。

最近エンディングが新しくなったのですが、そこで、夕焼けの土手を走っていくネジルと仲間たちのシルエットが、一人消え、二人消え、やがてネジルが振り返った時にはたった一人になっている、という画面がありまして・・・。
これってもしかして、最終回近く、ネジルはヘボットさえ失って独りぼっちになってしまうことを暗示しているのだろうか・・・ワイ、そんなことになったら絶対泣いてしまう自信あるわ・・・。
だってえ、何だかんだいってネジルとヘボットの友情の絆って強いんだもん・・・。

いわゆる「名作」ではないし、必見というわけでもないアニメなのですが、子供たちの柔らかい心に、確実に爪痕を残しているんだろうなあ・・・。
「ダメだダメだ、ダメダメだ!」(チギル兄の口癖)とか「オブリガード。ダンコン。グラシアス」(ボキャボットのスチャットがキャラ強化したのち、世界各国の感謝の言葉を口にするようになっった)などなど、小学生の間で流行っているんだろうなあ・・・。
この凄まじいポテンシャルエネルギーを無駄に消費しながら爆走しつづける暴走特急がどこに向かおうとしているのか、気になって気になって、しばらくの間は日曜朝も早起きしてしまいそうです。
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