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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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王道を行くって素晴らしい!

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この夏の話題作、DCコミックス原作シリーズの「ワンダーウーマン」を見てきましたが、期待以上の面白さ!
アメコミヒーローものでありながら、女の子が社会に出て、成長し恋を知り現実に目覚め大人になっていく、その一つ一つが「元・女の子」として共感できる、「女の子映画」となっています。

この映画の美点をいくつかに整理してみました。
どんどんネタばれもしちゃいますので、これから見る予定の方は読まないでくださいね~!

美点①強くて当たり前
ヒーローものってどうしても、「男の世界」でしょ。
女の子が出てくることはあっても、「女の子だって強いのよ!」「男には負けないわ!」という扱い、つまり、男と比較しても、まあ遜色ないんじゃね? という扱い、添え物にすぎなかったわけですよ。
そこを最初に打ち破ったのは、もしかして「美少女戦士セーラームーン」なのかな、とも思うのですが、とにかく男がいようがいまいが、女であろうがなかろうが、強いものは強い、というごく当たり前の世界観が気持ちよい。
映画の最初のほうで出てくるアマゾネスの島の女戦士たちの甲冑姿の、なんと凛々しく恰好良いことか!
(人種差別的な発言になってしまうが、黒人のほうが褐色の肌に金属の鎧が映えて、カッコ良さが数倍増しだと思いました)


美点②美味しいとこ取り
主人公ダイアナが秘密の島のお姫様、というのはディズニーの「モアナと伝説の海」みたいだし、島に流れ着いた男を助けて恋に落ち・・・、これはご存知「人魚姫」のパターン。
他にも、個性的な仲間を集めて小さな村を救う場面は「七人の侍」みたいだし、世間知らずのお姫様が街中で騒動を巻き起こすのは「ローマの休日」を思い起こさせるし。
もうホントに、「面白くなる要素」を貪欲に、これでもかってくらい取りこんでいるのが見ていて楽しい。

美点③役者がイイ
ダイアナことワンダーウーマン役のガル・ガドット、美しさと凛とした気迫を兼ね備えた適役でしたが、その彼女が好きになる、英国軍スパイのスティーブ役、クリス・パインがまた良いですね~。
金髪に青い目で、いかにも女の子映画の彼氏役にふさわしい甘いマスク。
役柄も、ちょっとシャイで慎重派、俺様っぽさは全然無いけど正義感は強く理想に燃える、いかにも世間知らずの女の子が最初に好きになりそうなタイプなんですけど、実に魅力的に演じています。
クリス・パインってどこかで見たなあ・・・と思っていたら、2013年の「スター・トレック イントゥ ダークネス」でカーク船長をやってた人なのねー。
あの時も、「オッ。今時のカーク船長は若くてハンサムやのォ~」と思った記憶があるのですが、当時私はバッチ様(ベネディクト・カンバーバッチ)一辺倒だったため、あんまり注視していませんでした。惜しいことをしました。
また、そのスティーブが集める個性豊かな仲間たち、アラブ人(?)のサミーア、スコットランド人のチャーリー、インディアンの酋長、この3人が実に味があって良くってね。サミーアとスティーブがパーティー会場に潜入するために打つ小芝居が可笑しすぎる!
あと、スナイパーとして雇われたチャーリーが、過去のトラウマに苦しめられて結局、最後までスナイパーとしての腕を見せずに終わったのにはちょっとビックリ。掟破りだなあ・・・。
いや、チャーリーはダイアナに「いろんな人間、いろんな人生がある」という大事なことを教えてくれる人なので、それはそれでいいんですけどね・・・。

美点④少女マンガか!
主人公ダイアナがロンドンにやってくると、その美しさに誰もが振り向く描写とか、いろんな服を試すけど結局一番地味な服を着て、そのうえ眼鏡までかけてなおかつ「ただの美人だ」と言われてしまう場面とか、なんつーか女の子の夢をよく分かってるなあ、というか・・・。
面白い少女マンガを読んでる時の、気持ちよさ。
この映画の監督はパティ・ジェンキンスという女流監督ですが、今までに2003年の「モンスター」しか長編映画を撮ったことがないんですね。
よく、そういう人に監督を任せたなあとも思いますが、「モンスター」は私、かなり好きな映画で、恋に落ちる瞬間の感じや、恋をすることの怖さみたいのがよく出ていると思っていたので、なんか納得です。
そうかあ、あの「モンスター」の監督だから、女の子の気持ちの描写に無理が無いんだろうなあ・・・。

美点④愛のために戦う!
小さな島で成人し、島に伝わる伝説を信じて真直ぐな正義感を持ったダイアナが、外の国々を知り、戦争の無残さを知り、世界の複雑さを知り、そして男を知り恋に落ち愛を交わす。
「人間」を信じて行動してきたダイアナが、「人間」は罪深いものだと、救う価値のないものだと聞かされ、絶望の中で目の前で愛するスティーブ乗った飛行機が爆発するのを見る・・・。
ここでダイアナが、生まれ持った神の力に覚醒し、「私は愛のために戦う!」と宣言するのが素晴らしい!
今までのダイアナのたどってきた人生が、身体のうちにため込んできた様々な感情や体験が、最愛の人の自爆をキッカケにして爆発してしまうんですね。
うーん、うまく言えないけど、これ、誰でも大人になる時に、こんな風に今までの自分のカラを打ち破るような瞬間って、あるんじゃないかな?
もちろんこんなに派手じゃないだろうし、1回だけとは限らないし、自覚もしてないだろうけど。子供の自分が死んで、大人の自分が生まれるポイントって、誰でも人生のどこかにひっそりとあるんじゃないのかなあ・・・。
(私の場合だと、離婚して子供の寝顔を見ながら泣いていたあの数日がソレにあたるんじゃないのかな)

そこで出てくる言葉が、「愛のために戦う」なのも良いんですよね~。
人の世には憎しみが渦巻いている、人間のために戦うのは無意味なのかも知れない。「正義」も「善」も、無意味なのかもしれない。
でも「愛」は私に力をくれた、私は「愛」を信じる! という、まことにヒロインにふさわしい決断で、ここに至るまでのスティーブとの関係が丁寧に描かれているからこそのインパクトなんですよね。
特に、最後、敵の攻撃をくらって一時的に耳が聞こえなくなっていたダイアナに、スティーブが別れの言葉と「アイラブユー」の一言を告げて走り去る場面、その声を後から聞いて、自分もまたスティーブを深く愛していたことに気付き絶叫するダイアナ・・・このへんの一連の流れがね、もう映画「タイタニック」のようでね・・・。
「タイタニック」でも生き残ったヒロインのローズが、死んでいったジャックの分まで人生を謳歌する話になっていますが、このダイアナも、死んでいったスティーブの分まで戦い続けることを決意するわけですよね、そう、愛のために。

今年の夏映画は「スパイダーマン・ホームカミング」で決まり、と思っていたのですが、ワンダーウーマンのこの堂々とした王道っぷりに比べると、マニアックで小味な印象になってしまいます。(私はスパイダーマン大好きなので、それはそれですごく面白いのですが)
強くて美しくて正義の味方で恋もしちゃう、そんなスーパーヒロインの雄姿。
アメコミオタクの男の子だけじゃなくて、ぜひぜひ一人でも多くの女の子たちに見て欲しい!

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