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イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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今日は若い方を相手に話をしますね。
「源氏物語」、もう学校で習いましたか?
たいがい、「桐壷」とか須磨・明石とか、面白くない所をやるんですよね。
だがしかーし!!!
「源氏物語」こそは、我々日本人が1000年に渡って愛し続けてきた、萌え萌えキュンキュン本なのであります!
この小説が有名なのは、古いからではありません。面白いからなんです!

第1帖「桐壷」では光源氏の生い立ちが描かれていて、しかもストーリーの説明だけなのでつまらないのですが、第2帖「帚木」に入ると様相が一変します。
学校でも、この第2帖から習えば、絶対みんな好きになるのに(笑)。
17歳になった光源氏。もちろん、光輝くような美貌。
五月雨の夜、光源氏の部屋に親友の頭中将(この人も美形!)、あと二人ばかり若い貴族がやってきて、みんなで自慢話だか武勇伝だか、今まで付き合ってきた女の話を始めます。でもって、「こんな女がいいよね~」みたいな話で盛り上がります。これは俗に「雨夜の品定め」と呼ばれるシーン。
このシーンの源氏がね、美しいのっ!
五月雨の季節だから、夜でも蒸し暑いのね。で、自分の部屋だから、バリバリの鮮やかな狩衣なんかじゃなくて、白い衣のちょっと着崩れたようなのをクタクタッと着てるだけなんだけど、それがまた、派手な衣装よりもかえってなまめかしくて、源氏の美しさを引き立てているのでございます。
で、源氏の君はもちろんこの時には女君たちとの経験もあり、多少は遊んでいらしたのですが、この4人の中では一番年下でありましたから、あまりご発言はなさらず、部屋の隅でしどけない恰好でおくつろぎになり、皆の話を、
(へえ。そんな女もいるのか。面白いな)
などと思いながら、うっすらと笑みを浮かべて聞いていらっしゃるそのさまが、まことに美しいのでございました。
例えていうなら、仮面ライダー部の部室でみんながきゃあきゃあ騒いでいるのを、壁際の席で一人静かに見ている流星のようなものでございましょう。
もうとにかく、源氏の君は何をやっても美しいのでございます。

そして、
「中流の女がいい」
という、何やらマニアックな知識を植え付けられた源氏の君は、人妻である空蝉の君に言い寄るのでございます。源氏の君が女に言い寄るときは、ツカツカと女の部屋に入ってしまって、
「わたくしは何をやっても許されるのですよ」
とか言っちゃって、それはもう肉食系のオーラをお出しになって、しかも輝く美貌ですからほどんどの女は瞬殺されてしまうのでございます。わたくしも、瞬殺されてみとうございます。
ところが、空蝉の君は気丈にも、上に着ていた衣を一枚だけ残して、その場を逃げたのでございます。
空蝉(セミの抜殻)のように、衣だけを残していってしまった人よ、
というわけで、彼女は若い源氏の心に強い印象を残すのでございます。
しかも源氏の君はその後、空蝉の弟である少年、小君を相手に、
「お前の姉さんはつれないね。私は寂しくて仕方がないよ」
などと散々嫌味を言ったあと、恐縮する小君に向かって、
「お前でもいいや」
などと仰せになり、そのままBLな展開になってしまうのでございます。
恐るべし、1000年の古典!
(ちなみに、源氏の君の話をするときは「~されたのでございます」と、敬語っぽく話す方が、原文の雰囲気が多少なりとも伝わる気がするのでございます)

第2帖「帚木」、第3帖「空蝉」の、ほんのサワリだけを紹介しましたが、もう分かったでしょ、この小説が、女子の為に書かれた女子による小説であることが!
1000年前でも女子は女子。
伝統って素晴らしい。
この後も凄い展開が続いて、いい女も悲しい女もいっぱい出てきて、読み終わるときには自分の人生が一回り、深くなっている。
いや私も、現代語訳で一回通読しただけなんでほんと偉そうなこと言えないんですけどね。
マンガ(大和和紀「あさきゆめみし」)でも映画でもいい、あらすじだけでもいい、解説本だけでもいい、とにかく若いうちに、少しでもこの世界に触れてみてください。
日本人として生まれて、読まずに一生を過ごすのはあまりにも勿体ない。
この記事をきっかけに、一人でも多くの若い人が「源氏物語」を好きになってくれれば、ブログ冥利に尽きるというものです。

リクエストがあれば、いくらでも萌え語りしますよ!
「源氏物語の第〇帖の萌えポイントはどこ?」
とか、気軽に聞いてくださいね~。
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コメント

私、前から源氏物語読みたいと思ってました!
でもたくさんメディア展開されててもうわけわかんなくなって何もしないでいます(笑)
そういえばネットか何かで「源氏物語は今でいう同人誌みたいなもん」って見たことあります(笑)
とにかく半端ないらしいですねあれ。

読んでないんでよく分からないんですが、流星に例えてたのが分かりやすかったので、とりあえず光源氏がすごい美しいんだなってことはわかりました。

本屋行ったら探してみようかなー!と。

今でいう夢小説?

当時の女の子たちが、
「新刊出たー!」
って言いながら、キャアキャア読んでいたらしいですからね、源氏物語って・・・。
とにかく光源氏が黒キャラすぎてやばいですよ(笑)。

深く読めばいくらでも深く読めるのですが、入口はそれでいいと思うんです。
敷居はあくまで低いのに、奥座敷は高い。小説に限らず、理想の姿かな。

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