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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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江戸川区は船堀に、タワーセンタービルという建物があるのですが、そこで先日、面倒な会社の研修みたいなやつがあった時、4階の壁に飾ってあった額の和歌。作者は、西行。

西行って、

ねがわくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ
(できるならば、桜が満開のころに花の下で死にたい。三月、満月のころに)

みたいな、「ひたすら桜を愛した人」ってイメージあったのに、おやおやこの和歌では花より気になる人がいらっしゃるご様子。フォーゼ25話冒頭の、憂い顔で桜を見ていた部長みたいな心境でありましょうか。
あまり難しい言葉もなくて、読んでそのまんまだと思いますが一応意訳すると、
(桜の花を見てはいるけれど、その美しさにも心が動かない。胸に残るのは君の面影ばかり)
という事ですよね。
「花」と「君」、同時に愛でてしまう、春愁の気配ただよう姿の美しい歌です。
マンガで表現すると、「君」のアップの背後に咲き誇る桜の花がページいっぱいに描かれているような、そんな視覚的な効果を感じます。綺麗な歌ですね。
今年は梅も桜も遅そうですが、春は必ずやって来る。
西行さんほどではないですが、桜はいいです。毎年、だんだん好きになります。

ちなみに、私が西行の和歌で一番好きなのは、

吉野山去年(こぞ)のしをりの道かへてまだ見ぬかたの花をたずねん

毎年吉野山に登って桜を見ている西行が、「去年の道しるべ(枝折り、つまり枝を折って目印にしていた)の道とは変えて、まだ見たことのない桜を見てみよう」
と言っている歌。
なんかこう、山いっぱいの満開の桜の中で、子供のようにワクワクしながら新しい道を進む西行の、希望と期待に満ちた心の躍りが伝わるようで大好きな歌です。大海原をゆく「ワンピース」のルフィって、こんな心境なのかしらん。
毎年、桜を見るたびに「こぞのしおりの道かえて」のフレーズが頭に浮かびます。そう、桜は毎年同じでも、見ている自分は、少しづつでも変わらなければ、ね。
未来は、明るい。そんな気持ちに、なぜかなってしまう歌。
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