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イザク

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北風や 国語の教師 くしゃみする
(第十六回 中学生の部大賞 倉島昌那)

あまり熱心にチェックしているわけではないんですが、「おーいお茶」の新俳句、時々、好きだなあと思う句に出会いますね。
今回の「北風や」には、何とも言えないユーモアというか諧謔味を感じます。
北風が印象的なのだから、冬の初めでしょうね。12月前半?
すっかり寒さに慣れた、2月とかじゃなさそう。
教室で、暖房が入ってて、でも空気を入れ替えるために窓を少し開けたんでしょうか。
そしたら、外は思いのほか、北風が強くて、それがびゅうっと教室に入ってきて、先生がくしゃみをした、と。
ただそれだけなんですが、「国語の教師」ってとこが効いてます。
「数学教師くしゃみする」「美術の教師くしゃみする」ではどうもピンと来ない。
「国語の教師」と並べると、「北風」はなんだか宮沢賢治の「風の又三郎」を連想させるし、「くしゃみ」は夏目漱石の「吾輩は猫である」の苦沙弥(くしゃみ)先生を連想させます。だから、簡単な言葉しか使われていないのに、時代と奥行きが感じられる、といいますか・・・。
更に、「くしゃみする」で一句作って来るからには、この時のくしゃみ、おそらくクラス全体がどっと受けるくらいの、盛大な「ブアックショイ!」みたいなくしゃみだったんじゃないかと。
更に更に、そんなくしゃみを笑ってもらえるような、生徒に愛されている味のあるオジサン(老人?)教師なんじゃないかと。
怖い体育教師や、線の細い音楽の女教師などではありえない、ほのぼのした情景を感じます。

前回の「国語辞典」の句もそうだったんですが、中学生くらいの子が、おそらく授業中に「君たちも俳句を作ってみましょう」的なノリで作らされたんじゃないかと(笑)
どちらの句も、ひねったところのない素直な句ですが、情景が目に浮かぶ、いい句だなー、と思います。

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