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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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映画館で「のぼうの城」の予告を見たのですが、主役が野村萬斎なんですね~!
野村萬斎といえば、泣く子も黙るイケメン狂言師。
「陰陽師」の晴明役も美しかったですね~!
顔立ちは普通なんだけど、とにかく声がいい・姿がいい・動きがいい、と三拍子そろっててしかも、和物の基礎が完璧。
「のぼうの城」自体、面白い本なんですがこれは、野村萬斎を満喫するためだけに映画を見ても、十分満足できそうですよ?

さて、その「のぼうの城」その他、時代小説嫌いの私が読んでもメチャクチャ面白かった本をご紹介します。
戦国も幕末もすごく苦手で、腐女子のバイブル「萌えよ燃えよ剣」ですら読めなかった自分ですが、この3冊はほんとに読みやすくて面白かったです。
どれも、映画やドラマになった有名な本ばかりなので、皆さんとっくに読んでたかも知れないですけどね。


のぼうの城のぼうの城
(2007/11/28)
和田 竜

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オノ・ナツメさんの表紙絵で一気にブレイクした感じがありますが、とにかく面白かったです。
文章が今っぽいというか、キャラ小説っぽいというか。歴史小説を読んでいるという感じがあまりしませんでした。
忍城(おしじょう)の城主・成田長親は領民から、でくのぼう(略して「のぼう」)と呼ばれる人物。
ところがこののぼう様が石田三成の率いる二万の軍を相手に籠城戦を挑み、痛快きわまりない作戦を連発!
「ほんとにこんな面白い戦があったの?」
と言いたくなるような、あの手この手で三成を翻弄します。
敵にも味方にも、ゲームや漫画に出てきそうな個性的なキャラが勢ぞろい(この辺は、多少盛ってるとは思いますが)。
私が大谷吉継と石田三成が大好きになったのも、この本のおかげです。


天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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はい、これも映画になりましたね。9月の公開、岡田准一と宮崎あおいの主演です。
冲方 丁といえば、サイバーパンクっぽいSF「マルドゥク・スクランブル」の印象が強い人でしたが、これは江戸時代、日本ではじめての太陰暦を作った男、渋川春海の半生を描いた小説。扱う題材の幅ひろさにビックリ。
この本の面白いのは何といっても、江戸時代の数学事情。
数学マニアたち(どの時代にも理系オタクっているんですねー)が、互いに難しい問題を作りあって紙に書いて貼り出して、そこに見事、書かれた正解に対しては、「明察」の二文字を書き入れる、という・・・。
何とも楽しそうで恰好いい、天才たちのゲームであります。
しかも、「我ながらこの問題は良くできた」と思えるものは、数学神社(!)に奉納しに行く、という・・・!
この時代、数学はお金にはならないんですよ。本当に、頭の体操、道楽でしかないんです。でも、今よりずっと豊かな遊び方ですよね・・・。
合戦も剣客もない、学者と碁打ちしか出てこない(数学者、関孝和がメチャカッコいい!)。
でも、歴史を変えていく若者の、知性と熱意がとにかく、読む人を引き付けて放しません。
主人公が成長していく様子がまた感動的で、良質のジュブナイル小説のような味わいもあります。
本屋大賞も取ったし、直木賞の候補にもなった本です。
オススメです!


テンペスト  上 若夏の巻テンペスト 上 若夏の巻
(2008/08/28)
池上 永一

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テンペスト 下 花風の巻テンペスト 下 花風の巻
(2008/08/28)
池上 永一

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はい、これも、とにかく面白い本です。語彙が乏しくてすみません。
NHKでドラマ化してましたね。仲間由紀恵がイメージと違うので見てなかったんですけど。
19世紀末の琉球王国(今の沖縄)が舞台。
聡明な少女・真鶴は、女である事を隠して科試に合格し、宦官・孫寧温として出世していく。
時あたかも幕末・ペリー来航の時代。大国・清と薩摩藩との間で独自の文化を花開かせていた琉球王朝だったが、日本の開国と共に、近代化の波が否応なしに押し寄せて・・・。
・・・という、非常にスケールの大きい話。
しかも、主人公が男装の麗人、とくればこれはもう「ベルサイユのばら」ですよ、面白くならないわけがないですよ!
琉球という国は、武力はなかったものの、美的な文化の高さを売りにしていた、面白い国だったんですね。
だから、男も女も、とにかく美しいほどいい、歌って踊れりゃなおいい、詩が詠めればもっといい、役人は漢文もかけなきゃね、みたいな、ミーハーかつ徹底的に知力重視の国だった、と。
そこに、王朝がまさに滅びんとするダイナミックな流れを加え、美男美女をこれでもかというほど登場させて書き上げた剛速球というか力技というか、上下巻の力作なのに、読んでる感じはほとんどラノベ(笑)。
この文体の軽さには、あえて「文学」にしたくない、ただの「面白い本」でありたい、という強い意志すら感じます。
琉球和歌がところどころに挿入されて、主人公たちの心情を代弁してくれるあたりは、「源氏物語」か「紅楼夢」か、というほど格調高いのですけどね。
でもこの本は、やはりミーハーになり切って、マンガを読むみたいに一気に読むのが正解だと思います。


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