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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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(2012/11/21)
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「サイタマノラッパー」という映画の良い評判をあちこちから耳にします。低予算映画なのに外国でもヒットして、続編も「2」「3」と作られたとか。
TUTAYAに行ったら、最近作の「SR3 ロードサイドの逃亡者」しか置いてなかったのですがどうしても見てみたかったので借りてきました。

埼玉の田舎で、ラッパーとしてライブ活動をしたいと夢見る若者たち。仲間の一人、マイティは東京に出て有名なヒップホップグループの付き人になり苦労に耐えるが、あまりの扱いの酷さにとうとう傷害事件を起こしてしまい、東京にもラッパーの世界にもいられなくなってしまう。逃げたマイティは、栃木の半ばヤクザの産廃業者(?)にかくまわれる。このヤクザ(?)の企画したイベントに、かつての埼玉時代の仲間、イックとトムが参加しようとオーデションを受けに、栃木までやって来るのだが・・・。

どんな話なのか全然知らなくて、なんとなく田舎の若者たちのグダグダな青春群像を泣ける感じでどこかオシャレっぽく撮った映画なのかと思っていましたが、予期に反してこの映画はかなりドラマチックで、オーソドックスな起承転結のあるストーリーでした。一言でいうと、面白かったです!
第一部、第二部はどんなストーリーなのか分かりませんが、多分、主役のSR(埼玉のラッパー)達の青春は思いのほかドラマチックで、どの部分を切り取っても、希望と絶望を繰り返す、熱い展開に満ちているのではないでしょうか。
この「SR3」も話は一応切りの良い所で終わっていますが、見終わって、
「これで終わりじゃないよな・・・奴らの青春はまだまだ続くよな。ってか、続きが見たい!」
と激しく思ってしまったので、もし「4」が出来たら絶対見ちゃいます。YO!

見ていて思ったのですが、ラップというとカッコ良くてお洒落、という先入観があって、着ているものがニット帽にグレーのスェットであっても、むしろそれが最高にCOOOOOLだぜイエー。みたいなイメージがあったのですが、ラッパーって本来的に、まったくお洒落じゃないですねw
オシャレとかカッコいいとか、頭がいいとかスポーツが出来るとか、そういう誰もが認めるスマートさを、微塵も持ち合わせていない、けれど魂だけは熱い奴らの、最後の砦なのかもしれないとすら思いました。
強いて似ているものを探すと、サンボマスターあたりかなw
どんな世界でもそうなんだろうけど、テレビに出てくるようなラッパーは、本当に運と才能に恵まれた、洗練された人たちで、彼らを基準にラッパーというものを考えてはいけないなあ、とw
ラップというのは、やはりストリートから生まれた、上品ではない文化なんですよ。でもそれだけに、居場所のない若者たちを強烈に惹きつけるものがある。魂の叫びと言っていいものがある。
だけど、それを他人に聞かせようとか金を取ろうとか、ましてやプロになろうとか、そういうのは最初から無理な話なんです。映画を見ている側はそう思うんだけど、SRたちは夢を捨てきれないわけで。最初から負け戦なんですね。
そもそもラップやヒップホップのグループって、渋谷あたりにいくつかライブハウスがあって、そういう所でしか仕事がないんじゃないでしょうか? 
だからと言って、
「俺も年だし、就職しないと。ラップは趣味で続けます」
みたいになっちゃうと、奴らのあの熱と輝きは失われてしまうわけで。
・・・誰にも程度の差こそあれ、身に覚えのある、青春の光と影、というか栄光と挫折。SRたちの物語はそれを、レンズを通したみたいにはっきりと見せてくれます。

ヤクザ(?)の組織のDQNっぽさがなんかリアルでせつないです。5人組の少年たちが使い走りをしているのですが、特に目標もなく高校を中退しちゃった子とか、結局こういう所に来ちゃう子も多いんだろうな・・・。でも、この子たちの子供っぽさがすごくリアルで可愛い。いるいる、こういう子たち、近所にもいっぱいいる!
映画の途中で出てくる、日光から来たラップグループ「征夷大将軍」のメンバーに「眠り猫」という名前の男がいるのですが、サカナクションのボーカルに似た、外見的にも雰囲気のある男で、もし「4」が出来たとしたら彼だけは東京に行って成功するのではないか、とか思いました。
あと、マイティと同棲している彼女がで健気で可愛いです。
あんな馬鹿なマイティみたいな男と別れればいいのに・・・、と思うのですが、彼女もやっぱり馬鹿なんですね・・・。他に頼るものもなくて、お互いにすがりつくしかない男女の、垣間見える互いへの優しさにも泣けました。
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コメント

3は未見ですが、1と2も良いですよ。
もちろんぜんぜんおしゃれじゃないですw

>ayaryow さん

おおー、さすがayaryowさん、キッチリ押さえてますねー!
今、下の子が大学受験の最中なので、ビデオ鑑賞は控えていますが(SR3は、センター試験が終わった息抜きに、久々に見た映画でした)、春になったらぜひ1と2も探して見てみたいと思っています。
カッコ悪い野郎どもの熱き青春・・・!

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