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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)
(2013/02/15)
神木隆之介、橋本愛 他

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下の娘が今年、大学受験だったので我が家ではこの冬、DVDはほとんど見られなかったのです。ようやく、昨日の試験で全行程が終わり、後は結果待ちとなりました。親のほうもほっと一安心。
DVDも解禁となり、さっそく借りてきたのがずっと気になっていた、「桐島、部活やめるってよ」。先日、「何者」で直木賞を受賞した朝井リョウの、二十歳の時のデビュー作を映画化したもの。原作は読んでいないのですが、一度聞いたら忘れられないこのタイトルの良さもあって、ずっと気になってはいました。
(細かい事を言うようですが、キリシマという名前の響きが非常にカリスマ性を感じさせて効果的です。アオヤマやサイトウでは全然恰好いいタイトルにならないです)
以下、ネタばれ気味の感想です。

とある高校。
2年生のヒロキは、運動神経は良いのだがスポーツに熱中する気になれず、野球部をやめ帰宅部となっている。親友である、バレーボール部の桐島は部活の中心であったが、ある日突然、部活をやめ学校にも来なくなってしまう。理由もわからず、とまどう生徒たち。
桐島の抜けた穴を懸命に補おうとするバレーボール部、強いわけでもないのに黙々と練習をつづける野球部、他の部活から見下されながらも、自分たちの好きな映画を作りたくて頑張っている映画研究会・・・。さまざまな部活に、青春を賭けて打ち込む高校生たちの、友情、諍い、恋愛、誤解、・・・。
「桐島が部活をやめる」という、たったそれだけの出来事を、十数名の高校生の眼を通して描いた青春群像劇。

・・・とまあ、あらすじをざっと紹介するとただの「いい話」みたいでちっとも面白そうじゃないんですが、この映画、めっちゃ面白かったです!
始めのうちは、ただ高校生たちのおしゃべりを淡々と映しているだけのようで、意味も良くわからないのですが、何度も同じシーンを角度を変えて映しているので、徐々に桐島くんとその周りの人間関係が見えてきます。その過程が、ジェンガを1本ずつ抜いていくようでとてもスリリング。
高校生たちの演技が自然すぎて、どの子を見ても「あー、いるいる、こういう奴」と思えてしまいます。
特に、女の子たちの仲良しグループの、ちょっとした感情のやりとりが、同性として超リアル。バトミントン部の女の子がまた演技がうまくて、目線や顔の角度だけで考えてる事が全部わかっちゃって怖い~!
無名の若い俳優さんばかりですが、やはり中では映研部長役の神木隆之介、情けないギーグ系メガネ男子っぷりが実に魅力的でした。

構成や舞台が、映画「告白」に似ているので、同じように角度を変えると見えてくる事件が隠されていたり、どんでん返しがあるのかと思って見ていましたがそんな事もなく、ある意味、何も起きずにそのまま映画は終わってしまいます。でも、ヒロキを中心とした高校生たちの、青春の光、そして影、どちらも痛いほどに伝わってきて、引き込まれて見入ってしまう映画でした。高校の時、部活もっと真剣にやっときゃ良かったなァ・・・。

ちょっと凝っている箇所といえば、結局、桐島くんは最後までこの映画に登場しない、というか画面に映らないんです。「部活(何かに熱中すること)」というのはこの映画の大きなテーマなのですが、桐島くんが登場しないことで、個々の高校生たち、そして観客の、部活に対する思いがクッキリと浮かんできます。
クライマックスの場面では、ブラスバンド部の練習曲の静かなメロディがずっと流れているのも青春群像劇にふさわしい、清涼感のある演出だと思いました。
(ちなみに。この映画に出てくる男女生徒のほとんどに感情移入できるのですが、ブラバンの部長にだけは無理だった。行動がキモい。それに、映研が可哀想だろー!)
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