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イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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ほねまる劇場 1 (マーガレットコミックス)ほねまる劇場 1 (マーガレットコミックス)
(2013/05/24)
三上 骨丸

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私が尊敬してやまない、三上骨丸先生の短編集。
お耽美で変態でくっだらなくて、だけど読み終わるとどこか人恋しくなるような、そんな28篇のショートギャグ漫画が収録されています。
表紙の二人はインディーズバンド「She(a) Take」のタケヲとロミオ。実はロミオはシイタケマニアで、バンド名もシイタケと読むんです(笑)
この二人に限らず、外見的にはイケメンなのにすごく残念だったり普通の人づきあいが出来なかったりする奴らが次々に出てきて笑わせてくれます。
(骨丸先生の絵柄も大好き~! 男性なのに、どうしてこう美しい系のキャラを魅力的に描けるのかな)
特に好きだったのが「クラブでカウントダウン的な~?」の彼と「金の彼氏 銀の彼氏」、あとゆとり世代の爆弾低気圧クン、貝タイプ生物・通称カイも好きww

↑このネーミングを見ただけでも、ナンセンスなショートギャグ集だという事はわかると思います。
でも、収録されている「ひとりぼっちの星」という短編だけは、お笑い要素のない話で、読んでいてちょっと涙が出てしまいました。感動するというより、こんな短編を書いてしまう骨丸先生の、孤独の深さが胸に刺さって・・・。
ヒトの死に絶えた惑星で、壁のシミや人型の岩に名前をつけて友達の代わりにして、たった一人で孤独に暮らす若い男の話なのですが・・・。短い話ですが、太宰治の「人間失格」を読んだ時のような衝撃がありました。もはや文学と言っていいと思います。この短編を読んで「自分だけじゃなかった。救われた」と感じる若い人も多いのでは・・・。

あと、「ドット姫」や「ロボット」も、ちょっとせつない話。
派手派手のギャグに目を奪われがちですが、骨丸先生のマンガの登場人物はみんな、この世の中に普通に参加も適合もできない人たちばかりなのです。おそらく骨丸先生ご自身が、そういう傾向のある方なのでしょう。
「生まれや育ちではない。自分は自分らしくありたいだけなんだ」というテーマは骨丸先生の作品に良く出てくるのですが、そんな悩みをきちんと悩んだ人(?)特有の優しさもまた感じられます。
・・・こう書いてくると、すんごくいい話のようですが決してそんな事はなく、ただの変態ギャグですので安心して笑ってください(笑)

・・・しっかしコレを少女漫画誌に載せるとは、集英社も大胆なことを・・・
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