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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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スター・トレックにはもともとあまり興味がなく、この映画もノーチェックだったのですが、「シャーロック」のカンバーバッチ様が出演していてやたらカッコいいという噂を聞き、また監督が「じぇじぇー!」ことJ・J・エイブラムス監督(「スーパー8」は大好き)だという事を知りがぜん興味がわき、映画館に行ってきました。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』 ポスター Star Trek (Into Darkness - Guns)(130517)『スター・トレック イントゥ・ダークネス』 ポスター Star Trek (Into Darkness - Guns)(130517)
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監督の演出がすごく上手くて、話の展開にぐんぐん乗せられていってしまいます。サーフィンの上級者になって次々に波を乗りこなしていくような、太鼓の達人の達人になって難度AAAの曲を叩きこなしていくような、緊張感をはらみつつ心地よく流れに乗っている感覚。
特に音楽の使い方が上手くて(テーマ曲もイイ!)、冒頭、黒人夫婦が難病にかかった娘を見舞い、悲しみにくれるシーンなど、セリフがまったくないのに音楽だけでドラマに引き込んでいく場面が、あまりに見事で驚いてしまいました。その沈黙を破るのがカンバーバッチ扮する悪役ハリソン、っていう印象的な登場のさせ方も良かった。
ストーリーも2転3転して意外な方向にどんどん進み、派手なシーンの連続でSF映画として普通に面白いです。
ただ、この映画に限った話ではありませんが「これでもか、これでもか」感が強すぎるのは個人的にはマイナスです。もう少し緩急をつけて欲しいのですが、「ハリウッド3分の法則」(観客を飽きさせないために、3分ごとに派手な見せ場を作る)のせいで難しいのでしょうか? 
私はこの映画を見て、エイブラムス監督にはむしろSF大作ではなくて、「アパートの鍵貸します」「ローマの休日」みたいな小粋なラブコメ、あるいはヒッチコック監督作品みたいな小品ながらひねりの利いたサスペンスを作って欲しいな、と思いました。ドラマ部分の撮り方は上手いのですが、SF映画の監督としてはどうかな、と。
「パシフィック・リム」のデルトロ監督の、あの、SFマインドを熱くさせる画面作り、絵画的な想像力には及ばないな、と。

ただ、とにかくこの映画、カンバーバッチが素晴らしくて、SF映画史に残る悪役っぷりと言っていいかと思います。主役を食って、ここまでカッコいい悪役は「ブレードランナー」のルドガー・ハウアー以来じゃないかと思います。
役柄的にも、肉体も知能も人類よりもずっと進化(?)した超人、という役どころなのですが全然不自然じゃないです。いかにも知的そうな色白の肌と薄緑の瞳、手足が長く細身のくせに強靭そうな身体、喜怒哀楽をほとんど出さない押さえた表情、どこをとっても超人にふさわしい。崩れた感じがまったくない、背筋がビンと伸びた感じ、肩がビシと張っている感じ、全身から醸し出される高貴な美しさ。「シャーロック」でも見せていた、足の速さや身体のキレの良さも素晴らしい。アクションシーンのカッコ良さは特筆モノ。普段はオールバックにしている暗色の髪が、アクションシーンではザンバラに乱れて白い額に落ちかかっているのも・・・(*゚Д゚)・:∴ブハッ あっいかん思い出しちゃった
バッチ様は友人の妻に取ってもらった動画で、この映画のオーディションに応募したそうですが、この映画、バッチ様じゃなかったら成立しなかっただろー! そう言いたくなるほどの、ハマリ役でございます。

↓そして映画館の売店でこんな本まで買ってしまった・・・
Junior SCREEN SPECIAL ベネディクト・カンバーバッチ スペシャル (SCREEN特編版)Junior SCREEN SPECIAL ベネディクト・カンバーバッチ スペシャル (SCREEN特編版)
(2013/07/31)
SCREEN編集部

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さてそして、スタトレといえばカーク船長とスポック博士。
予想以上にこの二人がラブラブ固い絆で結ばれているのにもちょっと驚くというか・・・(*゚Д゚)・:∴ブハッ アメリカでスタトレのスラッシュが大盛り上がりというのも良くわかるわ
カーク船長役クリス・パインは陽性顔の金髪アメリカン、スポック役ザッカリー・クイントは、最初、眉毛と目張りの凄さに「プーくすくす」と思ってしまったのですが慣れるとだんだん美しく見えてきます(笑)。
普段は感情を表さないけどけっこう情に厚いところなど、ツンデレキャラの草分けと言っていいかもWW
バッチ様に喰われてやや気の毒ですが、この二人もとても魅力的でした。
腰まわりの締まった軍服姿が特にカッコイイWW

エンディングは、レトロっぽさとゲーム世代の3D感覚をうまくミックスした、SFシューティング風画面。任天堂の「スターフォックス アサルト」を思い出しました。
どんどん盛り上げる音楽も良いです。(「パシフィック・リム」もこのぐらいの音楽だったらなあ・・・)

内容について触れるとどうしてもネタばれになるので、この先は「続きを読む」で

正直あのラストには納得できんのですよ。
そりゃあ確かにカーンはスポックたちを裏切ったけど、スポックだってカーンを騙したからそこは五分五分でしょ?
「敵の敵は友達」とか言ってたくせに、最後、血液だけ採ってカークは助けてカーンは眠らせる、って非道じゃないですか?
バッチ様の演技の素晴らしさもあって、観客はむしろカーンに感情移入していると思うのですが?
カーンの動機はあくまで仲間の救出なんだし、映画「コクーン」のあの善良な宇宙人たちと大差ないでしょ。
カーンの一族は凶暴かもしれないけど、そこを何とかするのが合理的でも理論的でもないカークの役割なのかと思っていたんですが・・・。

あと、転送を多用するチート感はまあ、昔のSFらしい大らかさだと思っても良いのですが、
※ワープ航法中に後ろから追いつかれて砲撃を喰らう
※エンタープライス号の動力装置の一番コアな部分の故障を足で蹴って直す
この辺は、ちょっと笑えないと思います・・・
あの規模の宇宙船で船の故障を直せる技術者が2人しかいないのも納得できんー!
まあ、その辺は原作がスタトレである以上、目をつぶらなきゃいけないのかも。

ただそういう部分がある限り、自分としては(しょせんスタトレはスタトレだなあ)という感想になってしまうんです。スタトレファンの皆さんすみません。
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