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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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PCを開いたら、ニュースに「村上春樹、落選」の文字が。
ああ、あれからもう一年ですかあ・・・。
私は村上春樹が嫌いなので、去年、やはりこの時期に村上春樹をディスる記事を書いたのです。一年がたつのは早いなあ。
(その記事を探してブロクの過去記事を見ていたら、去年の今頃ジョジョアニメが始まったことが判明。なつかしいぜジョースターさぁん!!!)
去年ノーベル文学賞を取ったのが中国人作家の莫言で、この人の作品は「白檀の刑」しか読んだことはなかったのですが、ムラカミハルキに比べて圧倒的に力強く、受賞も当然と思えるものがありました。
今年の受賞者はカナダのアリス・マンローさんという82歳の女性作家ですが、うーむ全然知らなかったです。日本では翻訳されている本じたいが少なそうなので、これを機に読みやすい本が出るといいな。

正直、ムラカミハルキはラノベみたいに読みやすいから読者が国内国外を問わず多いだけで、文学としてはどうなのよ、と思っています。
日本語で書かれた小説は、まず外国語に翻訳される必要があるので日本人作家が賞を取るのは難しいとは思うのですが・・・。
個人的には「アラビアの夜の種族」(本としての構造が凝っている上に、作中作が面白さの極み!)を書いた古川日出男、「ディスコ探偵水曜日」(個人的に超感動した、という事もありますが、前人未到の小説をものした、という事をもっと評価されるべきでは)を書いた舞城王太郎あたりはもっと海外で売れて欲しい。
まだ駆け出しだけど、「ヘブン」(作中の二宮と主人公の会話に哲学が感じられ「カラマーゾフの兄弟」の「大審問官」を思い出した)の川上未映子も文学としての香りが高いと思う。
「葦と百合」や「シューマンの指」等々の傑作がある奥泉光も大プッシュなんですけど、ちょっと軽いかな。それにこの人の場合、文体や言葉の選び方が美しいので、翻訳では伝わらなそう。

もしかして、世界の文学の最先端に一番近いところを走っている日本人作家って、円状塔じゃないかな?(笑)
若い頃、多少は「海外の現代文学」を読んでみた時の印象に一番近いですね。分かんなさ加減がww 
でも円状塔は未だに成長期というか、どこまで大きくなるか分からない人だと思ってますので、翻訳さえコンスタントにされれば、受賞も夢じゃない気がします。

最近は本当に、めっきり外国文学を読まなくなったのですが、ここ数年で一番印象に残っているのがスペインの作家フリオ・ラマサーレスの「黄色い雨」という本。
この人、受賞しないかな。そしたら「読んだ読んだー!!」って自慢できるのにww
黄色い雨黄色い雨
(2005/09)
フリオ・リャマサーレス

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手元にないのでうろ覚えですが、役者あとがきで、
「読んでいる間、本のページから白い炎が燃え上がるのが見えた」と書かれており、思わず惹きつけられました。私には白い炎は見えませんでしたが、開いたページからずっと冷たい風が胸に吹き付けている気がしました。

人がどんどん去っていき、忘れられた寒村に、死んだ妻やその他の人々の亡霊と、そして記憶とともに過ごす男。黄色い雨が降るたびに死の気配が強まっていく。一匹の犬だけを友として過ごす、雪に覆われた孤独な冬。この冬の生活の描写が圧巻で、自分が体験したかのような臨場感があります。
ストーリーがどうこういう話ではありませんしエンタメ性は皆無ですが、なにか一度ハマッたら抜けられないすごい冷涼の美、みたいのが満ち溢れている本なので、読書で違う世界に旅をしたいと思っているような方にはオススメです。
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