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若宮健さんというジャーナリストの本2冊、あまりの衝撃的な内容に読みだしたら止まらず、一気に読んでしまいました。若宮さんは友人がパチンコ中毒になり、多重債務に追い込まれて自殺してしまったという辛い経験から、パチンコで人生を壊してしまう人があまりに多いことに憤りを感じ、パチンコの問題の取材を続けていらっしゃる方です。

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(2010/12/01)
若宮 健

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最近の私のように嫌韓まとめサイトばっかり読んでいると、
「なぜって・・・、そりゃ韓国には在日がいないからじゃないの?」
と、思わずツッコミたくなるタイトルなのですが、中を読むと確かに、韓国にできて日本にできないのは、日本のマスコミや政治家がある面、韓国以下だからだ、と思わざるを得ません。

韓国がパチンコを全廃したことは日本ではニュースにならず、著者も2007年に韓国にパチンコ事情を取材するために訪れて初めて、前年にすでに全廃されていたことを知ったのだそうです。
韓国でのパチンコ(正確には、日本のパチンコ台を少し改造した「メダルチギ」というよく似たゲーム)は、2000年ころから全国に広まり、あっという間にパチンコ中毒者を増やし、金銭トラブルからの事件や事故、放火や自殺などが相次いだそうです。
当時のハン・ミョンスク首相は、パチンコ(メダルチギ)を野放しにしてきた事について、国民にお詫びの談話を発表しているそうです。
「射幸性の強いゲーム機が全国に拡大し、庶民の生活と経済に深刻な被害をもたらした。深くお詫びする」
著者の若宮健は、この発言に対して、
「実に分かりやすく、的を得た謝罪であった。韓国の政治家は、失敗に対しては謝罪する潔さを持っている」
とコメントしています。確かに、日本の政治家がこんな発言をするところは想像できない・・・。

韓国にパチンコが流行ったのが2000年以降で、全廃されるまでの期間が短く、利権や癒着などがあまり生じていなかったことも幸いしてはいるのでしょうが・・・。
本の後半、日本の政治家やマスコミなどのパチンコ業界の癒着の実態が書かれたところを読んでいると心底ゲンナリします。
まあ、嫌韓ポジションから言えばそれも全部、あの半島がからんで来てしまうわけですが・・・。

それにしても、なぜ全廃しなければならないのか。
それは、パチンコによる被害があまりに甚大だから。

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540兆円、って、にわかには想像もできない額なんですけど・・・。
まあとにかく、最近のパチンコ屋は最低5万円持ってないと安心して遊べないらしいので・・・(5万って大金なんですけど!!??)
若宮健は「日本の失われた20年の元凶はパチンコだった」とまで言い切っています。
確かに、540兆円の金をパチンコ以外の経済に回せば、不況の問題の何割かは解決できていたに相違ないと思われ、少子化の問題ですら、パチンコが遠因なのではないかと思えます。

こちらの本では、前著「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」を読んだパチンコ中毒に悩む読者からのメールが多数紹介されていて、それがまた辛いというか苦しいというか・・・。本人だけでなく、その家族まで巻き込んで崩壊させていく恐ろしさ。パチンコ中毒もアルコール依存と同じ、ギャンブル依存症というれっきとした病気なのだという事が良くわかります。
「でも、ズルズル続けてしまうのは本人の意志が弱いからなんじゃないの?」
という反論はもちろんあるでしょうが、この本で紹介されている、業界のさまざまなテクニックを読むと、中毒になる人は遊びごとに免疫がなくて、巧妙に洗脳されているだけ、という感じが強くします。
台の出玉を遠隔操作によってコントロールされていたり、台の画面に一瞬のサブルミナル高価で「大当たり」のイメージを入れたり。また、入口にある監視カメラで、人相の認証システムでお客の履歴を調べられるのだそうです。つまり、どこかにいる遠隔操作員が、「この人はここんとこ負け続きだから、今日あたりちょっと当たりを出しておこうか」などと、出玉をコントロールすることも自由に行えるというわけです。
パチンコ中毒になる人は主婦や年金生活者が多いそうなのですが、何かこう・・・言葉は悪いけど、「強烈な刺激に縁のなさそうな人たち」が、当たれば大きいギャンブル(しかも、中毒性を保つようにコントロールされている)にズブズブとはまっていく様子が目に見えるようで、心底、罪作りな業界だと思います。

東北大震災のあと、被害の少なかった地域ではすぐにパチンコ店は再開され、著者の乗ったタクシーのドライバーは受け取った義捐金5万円を1日でパチンコで使ってしまったそうです。被災地では、家や家族、知り合いや職場などのそれまでの生活基盤を失った人たちが、辛い現実から逃れるために息抜きとしてパチンコを始め、依存症になってしまう人もいることでしょう。私たちや諸外国の人たちが送った義捐金が、被災者の手に渡り、それがどういう使い方をされようが自由なのは分かるのですが、パチンコ業界に一瞬で吸い込まれてしまい、何ら被災者のためになっていないのだとしたら、憤りを感じますし諸外国の方々にも申し訳ないです。

パチンコ業界というのがこんなにも巨大で、日本の経済と人心とを侵食しつづけていたのかを知り、今さらながらに驚愕しています。
原発全廃より先に、パチンコ全廃を目指すべきですね。

そして540兆のお金は、どこへ流れたのだろう・・・。
マスコミや政治家に回って、業界との協力体制が出来ていることは想像に難くないし、あとはやはり、あの半島に流れていっていると見るのが自然ですよね・・・。
日本人の血税もとい血と汗と涙の結晶たるお金が、こんな政府公認の金吸いマシンに吸い取られているのかと思うと、心底やるせない。
一人でも多くの人に、パチンコの害を知ってもらいたい。全廃に賛同して欲しい。
どちらの本でもいいので、立ち読みでもいいので是非いちど手に取ってみてください。

P.S.
私自身はパチンコは若い頃、酔った勢いで入ったら、3000円が5分くらいで無くなってしまった事にショックを受け、以後近づかなくなりました。確率的に言って、宝くじも買うだけ無駄だと思ってるし、ギャンブル体質じゃないみたいです。アーヨカッタ。
子供のころ、父が会社帰りに時々、チョコレートやクッキーをいくつも持ち帰ってくる事があり、「パチンコで取った」と自慢げに言っていたのも、今では良い思い出です。若宮さんによれば、そのころのパチンコは健全な庶民の娯楽だったとのこと。

P.S.その2
以前、会社の同僚(30代女性)で、パチンコ(パチスロ?)が趣味でよく「8のつく日は並ぶ」とか言ってた人がいて、一カ月に5~10万くらいは稼げる、と言っていました。
「今日は出ないな」と思ったらすぐにやめるのがポイントなんだとか。
「負けを取り戻そう」と思うのが一番悪い打ち方みたいですね。
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