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イザク

Author:イザク
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昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
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今日は朝から上野に行って、以前から気になっていた展覧会のハシゴをしてきましたよ~!

パート1「バルチュス展」

聞きなれない名前、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、バルチュスは少女像で有名な20世紀の画家。
↓この「ユリイカ」の表紙になっている絵が今回の展示の目玉でした。
ユリイカ 2014年4月号 特集=バルテュス 20世紀最後の画家ユリイカ 2014年4月号 特集=バルテュス 20世紀最後の画家
(2014/03/27)
会田誠、平野啓一郎 他

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私もバルチュスの絵をまとめて見るのは初めてだったのですが、会場に入ってすぐに展示されている「ミツ」という白黒の挿絵連作にまずビックリ。なんと、バルチュスが11歳の時に描いた挿絵なんですよ。かなりの早熟だったんですね。
「ミツ」というのは猫の名前で、男の子が猫を拾い、家に連れてかえって可愛がるのですが、いつの間にかいなくなってしまい、捜しまわるストーリーが何十枚もの小さな絵でつづられています。一枚一枚の絵に味があり、白黒のバランスもカッコ良くてとにかく見ほれてしまいました(そしてお土産コーナーには「ミツのハチミツ」という瓶入り蜂蜜が売られていました・笑)
saki05-balt02.gif

バルチュスの絵は人体のポーズに独特の、壊れた人形みたいなディフォルメがあり、それがエロティックでもありジョジョっぽくもあります。ポール・デルヴォーにもちょっと似た感じ?
私のお気に入りは自画像「猫たちの王」。
pic_works02.jpgね? どことなくジョジョっぽいでしょ?(笑)

ただ、1940年代くらいまでの絵はすごく好きだったのですが、その後だんだん絵から力強さが感じられなくなっていく気がして残念でした。
初めて知ったことですが、バルチュスの二度目の妻は節子さんと言い、非常に美しい日本人女性でした。
今回の展覧会は彼女の全面的な協力があり、バルチュスの生前のアトリエを再現した展示などもあって興味深いです。
また、夫人の影響なのか、晩年ぼバルチュスの写真は和服を着ているものが多く、非常に親近感を感じましたw
そして今もまだ若々しくお美しい節子夫人の美的な生活っぷり(スイスのグラン・シャレの山荘に住み、普段着が和服で、庭の花の手入れをしお客様にはマカロンを焼いておもてなしをし、今は亡き夫の残した芸術作品の管理をし・・・)が、高級志向マダム向けのムック本みたいになって既に何冊も出版されているのをお土産コーナーで見て、またも驚いてしまったのでした・・・

↓こんな感じの本が何冊も・・・
グラン・シャレ夢の刻グラン・シャレ夢の刻
(2005/05)
節子・クロソフスカ・ド ローラ

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パート2「特別展 栄西と建仁寺」
東京国立博物館にて、5/18まで開催中。
何と言っても目玉は俵屋宗達「風神雷神図」。なかなか本物を見る機会はないので、この機会に行ってまいりました。

国立博物館に行って何が驚いたって、隣の本館でやっていた「特別展 キトラ古墳壁画」が、えらい混みようだったこと。
「キトラ古墳って何だっけ?」状態だったので本当にビックリしました。私が到着した時点(AM11:00ころ)で約140分待ち。建物の中に入れず、折からの雨の中、笠をさした人の列が建物のずっと先まで続いていました。お子さん連れの方も多く、子供たちにとっては過酷な体験だなあと思いました。
古墳の壁画って、世間一般でそんなに人気のあるものだったんですかね? 古代エジプト展に集まるノリなのかな・・・。
とにかく、これから行ってみようと思われる方は、ある程度時間に余裕を持って、覚悟をして行った方が良いと思います。あと、子供は連れて行かない方がいいと思いますよ。

さて、本題の「栄西と建仁寺」。
正直、栄西のことも建仁寺のことも興味がない(スミマセン)ので、お経や坊さんの肖像画などはほとんどスルーしてしまいましたが、海北友松の「雲龍図」という襖絵は凄い迫力でした。
PN2009042801000951_-_-_CI0003.jpg

あと、伊藤若冲の鶏の掛け軸なども見ることが出来ました。

370px-Fujinraijin-tawaraya.jpg
そして真打、風神雷神図は「意外と小さいな」というのが第一印象。そして、褪色を防ぐためなのか照明が暗く、神品を見た時独特の、内側から輝き出でるような光が感じられません。
えー、そんなー、と思いつつ、人垣の中を少しずつ進んで、一列目でじっくりと見ました。すると、暗めの照明に目が慣れたせいなのか、太い輪郭線のなめらかさや色彩の鮮やかさがまっすぐに届いてきて、やはり国宝、リズム感さえ感じるような、躍動するパワーがありました。
特に、色使いの鮮やかさは印刷では分かりづらいと思うのですが、雷神が肩にかけて画面中央に向かってヒラヒラとはためいている布、あれが鮮やかな紺色で、裏が白なんです。それが、背景の金箔に映えて綺麗で綺麗で・・・
風神のほうも、抹茶色のボディに鮮やかな深緑のパンツ、そこに真っ赤な紐を結んでいるんですが、そこにチラチラと白と紺がからまって、何ともモダンで隙のない配色なんです。
解説文に、「風神が緑なら、雷神は本来、赤で表現されるべきだが、それではこの歯切れの良さは出なかっただろう」というような事が書いてありましたが同感です。
「国宝」という言葉の重さに反して、軽やかで気持ちのいい、センスの良さを感じる絵でした。

パート3「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」
im_2014callot.jpg
最後は、国立西洋美術館の企画展。
カロという名前も初めて聞く名前だったのですが、門の前に貼ってあるポスターがかっこ良くて、ヨーロッパの銅版画もけっこう好きなので面白そうと思い入ってみました。空いてるし、入場料が一般600円と、リーズナブルなのも嬉しいです。
im_2013callot2.jpg
こんな感じで、なかなかカッコいいです。

それにしても何しろ銅版画(エッチングとかエングレービングとか)なので、絵が細かくて細かくて・・・
入り口を入る時に気付かなかったのですが、虫眼鏡を貸してくれていました。何人も虫眼鏡片手に絵に見入っている人がいましたが、まったく、裸眼では灰色の塊にしか見えません。私も途中から、読書用の老眼鏡を取り出してジックリ見ましたよww
このカロという人、人物像よりも悪魔っぽい生き物を描くと楽しそうというか筆が冴えるみたい(笑)で、「聖アントニウスの誘惑」をはじめ、悪魔ネタの絵が特に(可愛くて)好きでした。
しかしさすがに、銅版画は小さくて地味なのと、美術館をハシゴした疲れとで雑な見方ぬなってしまいました。
とりあえず、カロという名前を覚えたことで今回は良しとします。

1日3展はさすがに疲れましたが、明日もお休みと思うとこういう無茶もできちゃうところがGWのいい所ですよねーww
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