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イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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フラワロード商店街で、シュートに声をかけてきたのは、ロリータ服に身を包んだ、『アリス』だった。
鏡の世界に入ってしまった二人を待ち受けるものとは?
青い戦隊スーツではなく、白いウサギにしか変身できないシュートの運命やいかに?
外の世界のケンタとハルに、二人を救う手立てはあるのか?
小岩の平和を守るため、今日も我らがサンフラ和ーが、フラワーロードで大活劇。
そしてケンタがシュートに怒りをぶちまける、その理由とは。

「馬鹿に馬鹿って叱られた。けっこう、こたえるもんだな」

小岩戦隊・サンフラ和ー第七話「白いウサギと手袋と」
COMING SOON!


「シュートくん。田中秀人くんよね?」
 フラワーロードの本屋から出てきた所を突然、見知らぬ女に呼び止められてシュートは驚いた。こんな知り合いはいない。断言できる。
 先の方がくるくると巻いた長い金髪の上に小さなシルクハットの形の帽子を乗せ、バチバチにまつ毛を強調したメイク、フランス人形が着ているようなパステルカラーの大きくふくらんだスカート、そして、夏でもないのに手には日傘。あちこちにフリルとレースがごてごてとくっついている。
 シュートが「ロリータファッション」という言葉を知っていれば、ああ、誰かおれの知り合いがロリになったのか、とすぐに納得できただろうが、残念ながらそういった方向にはまったく疎い男である。
 人違いです、と言ってその場を立ち去りたかったが、フルネームで呼びかけられている。逃げられない。
 かといって、そういう痛い恰好(としか思えない)をした人物をまじまじと見てはいけない、という常識もある。親の躾が行き届いた男でもある。 

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小岩戦隊第六話、そろそろ先が見えてきたので予告を出します。
予告、やりたかったんですよね。ほんとは一話終わるごとに次回予告をやりたいんだけど、ほとんどの場合その時点では次回のネタが白紙なのでできません(T.T)
まあそれはそれ、気を取り直して予告、行っちゃいます~!

****************

南小岩の小学生、サトシとリョータ。
卒業を控えた彼らがどうしても本当かどうか確かめたいこと、それは「学校の七不思議」。
調べるほどに深まる、謎の数々。
我らがサンフラ和ーの面々も加わって、小学校を舞台に大活劇。
あの冷たい銀色の騎士に、サンフラ和ーはどう立ち向かうのか?
そして最後まで解けない謎、それはサトシの持っていた大事な秘密。
子供時代を卒業していく彼らに、素敵な未来が待っていますように。

小岩戦隊・サンフラ和ー第六話「音楽室と鉄塔と」
COMING SOON!


 卒業する前にやっちゃわないと、と言ったのはリョータだ。

 ぼくはリョータには逆らえない。借りがあるからだ。
 夏休みに、サンロードを横切る鉄塔「花総線」をたどって、足立区にある始まりの「花総1号鉄塔」と千葉県船橋市にある最終の「花総79号鉄塔」まで自転車で走る二日がかりの、ささやかな「鉄塔をめぐる冒険」に付き合ってくれたのはリョータだった。
 ぼく一人ではとても無理だったろう。ぼくは臆病だし根性もない。そもそも知らない町に一人で行くなんて想像もできなかったし、二日目、ぼくの自転車がパンクして歩き続けたら夜になってしまい、泣きそうになっていた時も、リョータが気をきかせて交番でわけを話し、お巡りさんと一緒に近くの自転車屋に行って修理してもらって(代金は翌日、親からもらって届けに行った)なんとか無事に家に帰れたのだ。
 その時に撮った1号から79号までの鉄塔の写真は、ぼくの宝物だ。一生、大切にする。

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 そんなわけでぼくとリョータは、翌朝はやく家を出て(親には夕べの事で先生に早くくるように言われている、とまた嘘をついて)、小岩戦隊の本部に向かったのだった。
 リョータがゆうべのうちに連絡しておいてくれたおかげで、戦隊の人たちはみなぼくらを待っていた。
 ドアをあけて出迎えてくれたのは、ぼくたちの母親と同じくらいのおばさんだった。
「おはよう、ケンタから話は聞いているわ。あなたがリョータくんね? うん、よく似てる。それで、あなたがサトシくん? 初めまして。私はマキコっていいます」
 ぼくたちがあいさつを返していると、マキコさんの後ろから若い男の人が顔を出した。見間違いようがない、リョータに似ている。この人がレッドのケンタさん。
「リョータ、なに、面白そうなことに首突っ込んだんだって? ゆっくり聞かせろよ、その話」

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 どことも知れぬ場所、いつとも知れぬ時間、特定できない次元。

 黒い影がいくつか静かにより集まって、ひそやかな会話を交わす。
「クスクスクス。小岩戦隊、なかなか頑張っているようだね」
「今までのが、ヘビだのハートだのでしょう。まあ、あれくらいはサクサクと処理してくれないとね」
「期待を高めるだけ高めておいて、叩き潰す、というのもいいんじゃないですか?」
「とりあえず、もうしばらくはお手並み拝見、といったところか」
 彼らの名前はダークグリード、その最高幹部と呼ばれるものたちだ。
 一説によれば、彼らの血は青い。爬虫類のDNAを組み込んでいるからだ。
 彼らの祖先は、紀元前から地球に存在していると言われる。人類を家畜としか見なしていない、残虐な種族である。
 興味がおありの方は、「爬虫類 遺伝子 人類支配」あたりで検索してみて欲しい。トンデモサイトに飛んじゃうけどね。
 とりあえず今は、爬虫類っぽいのはダークグリードの最高幹部たちだということ、怪人たちは必ずしもヘビやトカゲばかりではない、という事をおぼえておいて欲しい。
 真樹子は適当な事を言っていたわけではない、という事を。


 *  *  *


 なんと、江戸川区長からのじきじきの呼び出しである。
 発足してからほぼ一か月、ぬるくなりかかっていた戦隊本部の空気に、一気に緊張が走った・・・!

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小岩戦隊、週一でアップが理想ですが今は「二週間に一本なら御の字だあ」
くらいにペースダウンしてます。
すみません・・・早くもネタ切れ気味、あと体力不足で。
この先、もっと遅くなる事も予想されるので、
まあ、細く長く、おつきあいくださいませ。

さて第四話でハル、ハルと何度も書いているうちに、
ハルっていい名前だなあ~、としみじみと思うようになりました(自画自賛です)。
もともとハ行のつく名前が好きなので、
男の子がいたら「春彦」とか「晴明(セイメイ、ではなくハルアキと読ませる)」とかって名前、
付けたいな、と思っていたんですよ。
(我が家は娘二人です)
日本人のDNAのなせるわざか、
「春(ハル)」という響きには、土が柔らかくなってゼンマイの芽がぎゅんぎゅん伸びていくような、
水がぬるくなってカエルの卵がプチプチはじけていくような、
強い生命力の言霊みたいなものを感じるんですよね。
何かが内側からふくれあがって、みなぎって来るというか・・・まさに春そのもの。
飛鳥や平安の時代に通じる、古雅な響きでもありますね。
そのくせ「HAL9000」みたいな最先端のスマートさも持っています。
いいなあ、ハル。

あと、二文字で最後が「ル」なので、
「ハルッ!」て叫びやすいのもいいなあ・・・今後、いろんなクサい展開で思い切り使ってみたい(笑)
日本語は、語尾を「~だ」ばかりにしてしまうとすごくリズムが悪くて、読みにくいそうですよ。
だから、「~である」をつかうと、最後の「ル」の繰り返しが文章に心地よいリズムを作ってくれるとか。
「ル」には、そういう効果もあるんですね。

井坂幸太郎さんの「重力ピエロ」には、
「春」という名の弟が出てきていました。
私、どうもこの人の本、苦手でして。
この「春」という名前も、冒頭の一行をカッコよくしたかっただけなんじゃないの? って、
つい思ってしまうんですが。

古川日出男さんの作品で「ハル、ハル、ハル」というズバリな本がありますが、
これなんか明らかに「ハル」という語感を楽しんでいるんでしょうね。
オジサンと女学生と子供の、三人の「ハル」が出てくる話ですが、
子供のハルが弟を殺しちゃうとこが古川チックでかっこいいんですよ。

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