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イザク

Author:イザク
好きな物・好きな人(順不同)

昔のSF。宇宙とかロボットとかそういうSFっぽいもの。
本一般。映画一般。特撮ヒーロー。仏像。友情モノ。
西尾維新先生。舞城王太郎先生。荒木飛呂彦先生。奥泉光先生。円城塔先生。津原泰水先生。山岸涼子先生。松本大洋先生。三上骨丸先生。白鵬様。食パンちゃん。

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JORGE JOESTARJORGE JOESTAR
(2012/09/19)
舞城 王太郎、荒木 飛呂彦 他

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映画館に行く途中で、駅ビルの本屋に立ち寄ったら、19日発売のはずの「ジョージ・ジョースター」が発売されていただとォオッ!!??
もちろん速攻で買い求め、まず装丁を確かめたところ何と!
カバー表紙のイラストはもちろん荒木先生のジョージとリサリサなんですが、裏表紙のイラストは舞城先生が描いてるだとおぉおッッ!!?? 
しかも、後ろの見返しイラストまで描いてる・・・!
(しかも、相変わらず中二っぽくてちょっと痛いw)
これ、荒木板とか炎上しちゃいそうですけどwww
何てライオンハートなんだ舞城先生・・・!!

そして中をパラパラとめくってみるとこれまた何と!
ジョージの時代にはいないはずのあーんな人やこーんな人の名前が次々と!
そして「西暁町」の文字が!!!(笑)
舞城先生、やりたい放題だー!!!
舞城先生のバカミスに良く出て来る、番号が書き込まれた地図や変な図形もいっぱい載ってるよwww
この、本自体の分厚さといい、もしかしてこの本、「ディスコ探偵水曜日」に並ぶ傑作なんじゃないだろうか?
荒木ファンにはどう思われるか分かんないけど、舞城ファンが狂喜する内容、という予感がヒシヒシと、このズッシリと重い本を持った手から伝わってくるのですよ。
なんかもう、本を手にしただけで大興奮(笑)

そしてまだ、数ページしか読んでいないので、こんなブログ書いてないでさっさと続きを読もうとしているのですよ。この厚さじゃあ、一晩じゃ無理かなあ・・・。
なので皆さん、感想はまた後日! 
See You! 

舞城王太郎のジョジョ本の装丁が明らかになりましたぞ皆様!

JORGE JOESTARJORGE JOESTAR
(2012/09/19)
舞城 王太郎、荒木 飛呂彦 他

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↑ 画像をクリックしてどんどん大きくして見てくださいッ!!
めええっちゃオシャレじゃないですかコレー!?
デザイナーさんのセンスが冴えてるんでしょうか。シンプルなイラストを生かす美しい配色、背表紙も凝りに凝ってます。裏表紙がどうなってるのかも気になりますね。
物として美しい本って大好き。持ってるだけで嬉しくなりますよね。

そして、パイロット服のジョージがカッコいい! 若いリサリサが可愛い!
この二人のロマンスが、舞城先生の手で描かれるのだと思うともう今からワクワクが止まりません!!!


そしてタイトルも決定。
その名も「JORGE JOESTAR」!!!

「ジョージ・ジョースター」ですよアナタ・・・!
何と意表をつくタイトルでしょうか。ジョージって、あのジョージですよね!?
初代ジョジョ、ジョナサンの父親がジョージⅠ世、そしてジョナサンとエリナの息子がジョージⅡ世。
コミックス巻頭の系図を見ると、このジョージⅡ世という人は扱いが軽くて、

(波紋力なし)
(空軍パイロット)
ディオ ⇒ 間接的に殺害

と、それしか書いてないんですが、彼とリサリサの間にできた息子がジョゼフなわけですよ。
って事はアレだ、このⅡ世を主役にすれば、ディオ様(間接的)と若きリサリサと、ツェペリ、スピードワゴンあたりも登場させる事ができるわけだ・・・!
西尾先生が「すごい所に目をつけてくるなあ」と感想を述べたという事ですが、ほんと凄いよこの目の付け所はッ!!
この時代だとディオは直接には登場しないけど、彼はジョナサンの息子を殺したいだろうから、何かその、思念波みたいのが(間接的に)襲ってくるみたいなのもいいなあ。波紋を持たないジョージはそれでも頑張るけど結局ゾンビに殺され、飛行機事故とされてしまうんですよね。残されて事の真相に気づき、復讐を誓うリサリサと幼いジョゼフ、それに協力するツェペリ一族とスピードワゴン財団。
なんと華やかな舞台!
しかも、原作ではあまり語られていない部分だけに、やりたい放題だー!!
荒木先生の世界を尊重しつつ、しかも遠慮会釈なく自分の作品を書き切ろうとする、その勇気に改めて惚れ直す思いです。

このニュース、発表されたのがつい2日前くらいらしいんだけど・・・。
やっぱアレですか、芥川賞発表の前にこのニュースは出しにくかったんでしょうか(笑)
まあ、残念ながら落選なさった事ですし、ここはひとつ、ほとばしるジョジョ愛を全開フルスロットルにして、もう二度と賞の候補になれないくらいの怪作を書き上げて欲しいッ!!
暑い季節が好きなので、毎年夏の終わりは寂しくて仕方がなかったのですが、秋が来るのが楽しみになって来たぜ!

受賞作は鹿島田真希(かしまだ・まき)さんの「冥土めぐり」。
鹿島田さんも、今回が4度目の候補だったとの事なので、まあ順当と言えるんでしょうか。
この人の本は以前に「二匹」を読んだことがありますが、割とシュールで正直良くわかりませんでした。
ただ多分、感触から言って私が偏愛するタイプではなさそうなので、今後もあまり手を出さないような気がします。
なにはともあれ、受賞おめでとうございます。

舞城先生の「短篇五芒星」は残念ながら落選でした。
今までに、「好き好き大好き超愛してる」と「ビッチマグネット」、そして今回、と3回候補になったわけですが、今回取れないんだったら、もう無理かも・・・という気がしないでもありません。
個人的には「好き好き大好き~」の、破天荒でエモーショナルな空気が一番好きですが、今回の「短篇五芒星」は、作品としての完成度が高いというのか、誰が読んでも普通に面白いといいますか、「大人っぽくて、しかも舞城」とでもいいたいような本だったので、受賞するとすれば今回だろうな、って思っていたんですが。
「好き好き大好き~」の頃は、存在自体が新鮮たっだのに、円熟したせいでむしろ見慣れてしまった、という気も・・・。

あと、審査員の中に、
「俺の目の黒いうちは絶対にコイツ(舞城)にはやらん!」
って言ってるような人が、一人や二人、いそうな気もします(笑)。
会話文とかがすごく分かりやすくて普通の子っぽいので、ラノベのように何も考えずにも読めてしまうから、「大御所」には馬鹿にされやすいタイプの作風でもあるんですよね。
でも、そんな軽い会話も、計算されつくしていると思うんですけどねー。

こうなったら一旦、気持ちを切り替えて早くジョジョのノベライズ本を書いて欲しいです(笑)
賞を取ろうが取るまいが、私は舞城先生が大好きです。

短篇五芒星短篇五芒星
(2012/07/13)
舞城 王太郎

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舞城王太郎先生の3回目の芥川賞候補作「短篇五芒星」。
受賞の発表を待たずして単行本化されているのを発見し、早速読んでみました~!

そして感想:うん、今度こそ取るね芥川賞・・・!

「短篇五芒星」は、互いに関係のない5つの短編が集まったひとまとまりの作品の名前です。
5つの短編のタイトルは、以下の通り。

「美しい馬の地」
「アユの嫁」
「四点リレー怪談」
「バーベル・ザ・バーバリアン」
「あうだうだう」

このうち、「四点リレー怪談」は息抜きのギャグっぽい話。
何しろ、あのエンジェル・バニーズ(劇団員たち)と本郷タケシタケシ(名探偵)が登場しているのですから・・・!
「ディスコ探偵水曜日」で、陽気な彼らが大好きになった人にとって、このサービス短編はおいしすぎ。会話だけで、十二分に楽しいんです。
1/5の割合で、こういうデザートみたいなのが入ってバランスを取っている所が五芒星なのかな。
その他の短編はどれも舞城先生独特の、目をそらす事を許さないギリギリの問いかけを含んでいて、短くても濃いんですよね。

(この先ネタばれ気味の感想なので気を付けて)
「美しい馬の地」
27歳になって突然、「流産」ということの理不尽さに怒りを感じ、それに取りつかれた男の話。あまりに偏執的なその執着に、恋人は怒って出て行ってしまい、更にクラス会では、流産してしまった、という元・同級生の女の子に、水子供養の話をし続けてその場の空気を台無しにしてしまい、あげくの果てに・・・という話。
自分が周囲の人間関係をどんどん壊していることを知りながらも、衝動に突き動かされるのを止めることができない、こういう、自分の中の暗い大きな力が勝手に動いていく感じがいかにも舞城的。

「アユの嫁」
しばらく会っていなかった実家のお姉さんが、鮎(川魚の、鮎です)の徳丸さんと結婚して、子供が出来てしまって家族みんなで悩む話。
それだけ聞くと、なんだかホンワカした民話みたいな筋書きですが、やってる事は普通の家庭内ドラマとほとんど変わりなく、妹が姉を心配しすぎて怒ってしまい、婚約者に宥めてもらう所とか、家族内の感情のやりとりが、深いというか舞城的に濃い。鮎の徳丸さんという人がまた、一種の神様なんだけどいい人(?)で、姉と意見が合わずに家族も巻き込んだ話し合いで泣きそうな顔をしている所とか、非常に魅力的。会話も普通すぎるんだけれど、やはり鮎は鮎。彼らが話をしているのが山の上の異界に立つ家、という所で、短編全体が異次元のものになってしまっている、不思議感あふれる作品。かなり好き。

「バーベル・ザ・バーバリアン」
力自慢だったが、若くして癌で亡くなった友人(鍋うどん)が死の前に、飲み会に現れて主人公をバーベルのように持ち上げてみせる、と言い出す。

(以下引用)
「まだ筋肉普通にあるし。マラソンとかはさすがに無理だけど瞬発力勝負ならいけるいける」
 からからと笑う鍋うどんは、けれど珍しくしつこくていいじゃんいいじゃんと俺に迫る。病人の痛々しい感じに他の奴らも微妙そうな顔していていいからちゃっちゃとやらせてやれよって空気とマジで見てられないから上手く断れよって空気がまだらになって俺本気でキツい。
(中略)
「任せとけって」と笑う鍋うどんに俺は、
「落とさないでね?」
と可愛らしく頼んでギャグに持っていくしかない・・・。


この、リアルでしかもみんなが、それぞれのやり方で、本気で友人の事を気遣っている気配を、たったこれだけの文章で伝えてしまう舞城先生の凄さ・・・! 
先生の、こういう場面に出てくる友人達の会話って大好きですよ。みんな、ほんとにいい奴なんだもん。自分は果たして今までの人生で、他人に対してこれほどの思いやりを持ったことがあっただろうか、という疑問さえ浮かんできます。
文章がラノベっぽくても軽くても、伝えたい気持ちがはっきりそこにあれば、何の問題もない、という事ですよね。私が審査員だったら、こういう物にこそ賞をあげたい。

その後何十年も、少しずつ自分が、人間性を失っていくように感じる主人公が、結局この時のトラウマから自由になっていなかったんだ、という事に気づく話。ラストの暗さも含めて・・・隙がない!

「あうだうだう」
福井県西暁町。
舞城先生の多くの作品の舞台となったこの町に、「あうだうだう」という悪い箱の神様がいるという。高校生の中村榛枝(なかむらはりえ)は、牧場の動物を殺してその死骸を鎧のように身にまとい、あうだうだうと闘っているという。
主人公の女の子(川上)は、こんな血なまぐさい風習が残るド田舎に引っ越してきてしまい、東京に帰りたいと思うのだが、でもそこで好きな男の子ができてしまう。しかし彼には相手にされず、タチの悪い男と付き合うようになり、そして・・・。
川上があうだうだうに遭遇する場面が怖い。ジブリ映画の、異界から突然現れる古代の神々との出会いのようでもあり、エヴァンゲリアンの使途たちのように何の脈絡もなく出現する感じでもある。

中村榛枝は、あうだうだうの招いた不運から川上を助けるのだがその後に、今日は「あうだうだう退治」があるという。神様だから、ちょっと叩くだけだ、と事も無げに言う榛枝に、川上は儀式を見せてもらえるよう頼む。思いのほか残酷な場面を見てしまい、混乱する川上。でも、榛枝は普通の女の子で、ただ、自分のやらなければならない事をやっているだけ、とあっけらかんとしている。川上は榛枝のことが好きになり、榛枝も友達が出来て嬉しそう・・・。
あうだうだうが何とも不気味なのと、悪い男に引っかかる女の子の転落っぷりのリアルさと、女の子同士の友情の微笑ましさ、まったく毛色の違うものが「西暁町」という、宮沢賢治の「イーハトーブ」みたいな不思議空間で混ざり合っている、舞城先生にしか書きえない作品。

「四人リレー怪談」
キムという男の子が語る怪談話が面白い。怪談の中の人物の恐怖心の描写がやたらリアル。
本郷タケシタケシの、イラスト入りトンデモ推理も楽しいですww

5作品ひっくるめて、いろんな傾向の色見本帳みたいな感じですが、あっと驚くような新しい系列の話はなく、
今までの方向を深めた、という印象。
普通に読んでも面白いですが、若い人や、悩みを抱えた人はいくらでも深読みできそうな気もします。
初期のころの、刃物のようなむき出しの印象はなく、だけど切れば血が出そうな生々しい感触は残っています。
初めて舞城先生の本を読む方にも、読みやすいかも。

ラノベからバカミス、純文学まで幅広く書き続ける、覆面作家の舞城王太郎が、3度目の芥川賞候補に。
候補作は「短篇(たんぺん)五芒星(ごぼうせい)」(群像3月号)。
何だろ何だろ、タイトルからして面白そう!

他の候補者を見ると、 鹿島田真希さん以外は知らない人なので(ただ単に私が無知なだけ)、今度こそイケるんじゃないかと。
舞城先生大好きだし、「ディスコ探偵水曜日」は平成になって読んだ本の中で最も感動した本なので、取れたらいいなと思います。
ただ、芥川賞受賞のあとで、発刊が遅れに遅れている、ジョジョ本は果たして出せるのだろうか・・・?

「ディスコ探偵水曜日」は、バカミス・トンデモSFでありながら魂を揺さぶられる傑作。
最後まで読むと、正義とは、勇気とは、己の信念を貫くとはどういうことなのか、という、人として生まれて一度は真剣に考えるべきテーマがまっすぐに届いてきて、舞城先生の思いの熱さに胸を打たれます。
まさかこんな表紙の本で感動するとわっ! 
ディスコ探偵水曜日〈上〉ディスコ探偵水曜日〈上〉
(2008/07)
舞城 王太郎

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ディスコ探偵水曜日〈下〉ディスコ探偵水曜日〈下〉
(2008/07)
舞城 王太郎

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こんな長い本、読めないよー、という方には短編集「熊の場所」あたりがオススメ。表題作は、神戸の酒鬼薔薇くんを連想させる少年の話。
熊の場所熊の場所
(2002/10)
舞城 王太郎

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あと、「好き好き大好き超愛してる」に入っている、アダムとイブの短編はフツーにSFとしても大好き。
ほとんど会話だけの、短い話ですが、いわゆる「セカイ系」の、頂点と言ってもいいんじゃないか、とすら思います。
好き好き大好き超愛してる。好き好き大好き超愛してる。
(2004/08/07)
舞城 王太郎

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ここに載せているのはすべて単行本の表紙ですが、どの本も文庫でも出ています。
これを機に、ぜひぜひ舞城先生のファンになってください~!

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